EoEおもしれー!

結局エンドオブエタニティを買ってしまいましたが、これは買って正解でした。面白い!
複雑なゲーム性や、システムを前面に押し出したゲームデザインはかなり人を選ぶと思いますが、はまる人はかなりどっぷりはまるタイプではないかと。

※EoEが不向きな人
・説明書を読まない
・ゲームシステムを使いこなさない
・システムの意味を考えない
・設定やストーリーは一から十まで説明されないと気がすまない

とにかく、深く考えないでゲームをする人は本当に向きません。
キャラクターの会話とかイベントシーンなどは面白いんですが、王道RPGの様に主人公中心では世界が回っていませんし、プレイヤーに対してあれこれ説明する事も少ないです。その説明しなさっぷりやプレイヤーの置いてきぼりっぷりが、逆に想像力をかき立てられたりゲームらしい妙な不自然さを取っ払ってくれていいのですが、満足できない人もいるでしょうね。
システムに関しては、体験版をやってみて面白いと思えたのならはまれます。
ストーリーに関しては
こんなノリと(↓オープニング)

こんなノリがいけるなら大丈夫。このシーンのヴァシュロン最高です(↓は本編5章のイベントシーンなので、事前に見てしまいたくない人は注意)

そういえば、戦闘同様に人を選びそうなシステムがもう1つ。それは武器のカスタマイズ。
この世界、銃は貴重品となっているらしくなかなか手に入りません。なので、強くなるためには手持ちの武器をカスタマイズしていかなければいけないのですが、これがまた難しい。
ハンドガンをハンドガン+1にとか、パーツを交換して攻撃力アップなんていう簡単な物ではありません。
基本的なカスタマイズは、バレルやサイトやマガジンなどを所定の位置につけるだけで完了するのでわかりやすいのですが、キャラクターのレベルが上がってより重たい武器を持てるようになると、つけられるパーツの数が格段に増え、途端にわかりにくくなります。
このゲームのカスタマイズはパーツの名称こそ現実に即した物ですが、サイトやバレルを何個もつけてパワーアップを図ると言う全く現実味のない状態になってしまうので最初は戸惑います。
しかも、数だけ増やせば強くなるのかと言えばそうではなく、パーツにはそれぞれ結合部分に「○」「□」「=」などの形があるため、複数のパーツを組み合わせるには結合部が破綻なく繋がっていなくてはダメです。
カスタマイズ画面は9×9の81マスで構成されていて、銃の場所は固定でパーツを任意の場所に置いていき、範囲内に収める様にカスタマイズしていきます。
銃やパーツによってマスの数や形状、接合部の位置が違います。つまり、現実的なデータとしてのカスタマイズではなく、9×9のマスの中でパーツの場所を試行錯誤するパズルのようなカスタマイズになっています。
パーツは店売りしている物がほとんどなく、ミッションなどでもらえる物も数少ないので、敵を倒して得たジャンクパーツを合成したり、パーツをカスタマイズパーツで改良したりして作成しなければいけません。
俺はその手間が面白いと思いますし、新しい銃やパーツが増えるたびにカスタマイズ作業に没頭できるんですが、わかりにくくて困ってしまう人もいるでしょうねー。厄介な事に、ベストのカスタマイズとかお手本となる組み方といったものが存在しないので「どんなカスタマイズをすれば良いか教えてください」って聞かれても「んなもん自分で試行錯誤してください」としか答えようがない(笑)。
現実的な武器なのにあまり現実味のないカスタマイズ方法で、作りたいスペックと重量とパーツの相性をすり合わせるのに四苦八苦し、欲しいパーツのために敵を倒してジャンクパーツ集め。何かに似てると思ったらメタルマックスメタルサーガ)ですね。