イツワリノウタヒメ

ニコ動に、「小学校の教材でシェリルを作ってみた」という動画が上がっていたので、「どんな教材だろう?」と気になって見てみたら、厚紙を切り抜いてセロハンを貼ってステンドグラスみたいな物を作る物でした。
「懐かしいわー。小学生の時やったやったー」
と、懐かしさに浸っていたら、作り始めた物のクオリティが小学生の教材レベルじゃねー……。ま、ニコニコ技術部系の動画にはよくあることですが(笑)。

そういえば「劇場版マクロスF 〜イツワリノウタヒメ〜」は、シェリルのライブシーンなど見所は満載でしたが、前後編に分かれていることもあって劇場版単体で観て面白かったかというと、ちょっと疑問でしたねー。
クライマックスで、シェリルとランカの歌をバックにバジュラと戦うシーンはマクロスっぽくて盛り上がるのですが、前編だけでは歌とバジュラの関係がはっきりしていない上に、歌によってバジュラにどういう影響が出ているのかが詳しく描かれていないので、シェリルとランカが歌う意味がイマイチ希薄。
2人の歌声からフォールドウェーブが感知されるという描写はあるが、そもそも劇場版ではフォールドウェーブに関する説明がなされていないのでわかりにくい。
クラン・クランがランカやアルトの学校の先輩という位置付けに変更して、マイクローン版クランの出番を無理やり増やしたにも拘らず、ゼントラーディの姿とのギャップの意味を説明していないので、TVシリーズを見ていないと同一人物と認識出来ない。
TVシリーズとの差別化を図るため、シェリルにスパイ疑惑をかけるといった独自展開は見せたものの、それがドラマの盛り上がりにはイマイチ繋がっていないのも難。
現状では、TVシリーズを観た上でのおまけとして観る作品という域にとどまっている感じですねー。
後編ではTVシリーズと全く違う展開になるらしいので、イメージがガラッと変わる可能性は大いにありますけどね。
前編のラストで流れた後編の予告で、熱気バサラのファイヤーバルキリーと同じカラーリングのVF-1が出ていたのも気になるところ。
バサラは現在マクロス7を離れて銀河のあちこちを放浪しているという事なので、ふらっとフロンティアに現れるという可能性も0ではない。
まあ、FのTVシリーズでは劇中劇という形でマクロスゼロのネタをやりましたから、劇場版では7の劇中劇をやるだけという可能性も高いですけどねー。
それに、バサラファンの心情としては「バサラが歌えば万事解決だろ」と思いたいですが、それをやっちゃうとランカやシェリルの意味がない。第一、バジュラの設定を考えるとバサラの歌は届く訳がないので、バサラが出たところで歌が全く通じず「何で俺の歌を聴きやがらねーんだ!」とぶちきれてミサイルを撃つのが落ちの様な……。ま、バサラもあれから年を重ねているので、もう少し丸くなっているとは思いますが(笑)。
そういえば、1ヶ月ほど前に公開された後編のPVでもう1つ気になることが……。

「俺はもう逃げたりしない。2人の歌を運んで飛ぶ!」
って、アルトさん?これは純粋に「この戦いを終わらせるために2人の歌が必要だから」という意味合いのセリフですよね?また「お前達が俺の翼だ!」みたいな二股発言とも取られる展開じゃないですよね?ちゃんと三角関係に決着がつくんでしょうね?


少し話は変わり、先日放送されたマクロスFのラジオ(第135回放送)の話。
最近は「マクロスに関わる全楽曲から毎回テーマに沿った曲を募集してランキングをつけるマクロスカウントダウン」という実にマクロスらしいコーナーがあるのですが(このラジオは基本的にマクロスに全く関係ないネタが多かった)、今回は「闘志が湧いてくる曲ランキング」ということだったので、マクロスFの曲は5位以内に1曲も入っておらず、逆にファイヤーボンバーは2位〜4位の3曲。テーマがテーマだけにファイヤーボンバーが強いのは当然ですが、1位はなんとマクロスプラスのINFORMATION HIGH。
確かにいい曲ですし、劇中でもかなり印象に残る使われ方をしているのですからねー。マクロスプラスの曲から1曲だけ選べといわれれば、間違いなくINFORMATION HIGHを推しますね。

あー!マクロスプラスが観たくなってきたー!!
ストーリー、歌、キャラクター、戦闘シーンなど、総合的に見れば俺はマクロスFが好きですが、戦闘シーンと音楽ではマクロスプラスがダントツです。

キャラと歌だけならマクロス7ですが、ストーリーに無駄が多い上に戦闘シーンがしょぼすぎるのがねー……。
OVAマクロスダイナマイト7は話がシンプルな分、バサラの魅力が前面に出ていて良かったですけどね。