やすつなゲット!!

ここ数日は「悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair」(略称はHoDでしょうかねー?)をやり込んでいたんですが、昨日は運良くハードモードを周回するチームに参加することが出来、ついに「やすつな」を入手する事に成功しました!
やすつなはアルカードと蒼真が装備できる刀で、斬るとキャラクターの前方に円形の刀の軌跡が発生するタイプの武器。リーチは並ですが円形の軌跡全体に攻撃判定があるので攻撃が当てやすい。刀としては2番目の攻撃力なのですが、アルカードが装備場合に限っては最強の武器の1つとなります。
蒼真が使うと普通に攻撃モーションが発生して硬直時間があるのですが、アルカードが使うとキャラの前方に刀の軌跡が出るだけで攻撃モーションは一切なくて隙がないため連打が可能。しかも、歩きながらでも刀を振ることが出来るという優れもの。
正直かなり身も蓋もない武器で、完全にバランスブレイカーです(笑)。
とは言え、ハードの5章や6章をガチで周回しまくっている人たちは、やすつなやヴァルマンウェ(こちらは蒼真でも移動しながら攻撃可能。攻撃力はやすつなに劣るが連射力とリーチに優れる)をガシガシ振りまくって、見る見る敵を殲滅していくんですよー。そんな人達ばかりのチームに入ってしまうと、うちのアルカードさんはお荷物状態だったんですよ。一応、普通の武器の中ではダメージが高めで連射が効くオリハルコンで頑張ってはいましたが、なにぶんナックルなのでリーチがなく、道中は敵に触る事すら出来ずにボス戦まで行ってしまう事も……。
何はともあれ、これでどんなチームに入っても後れを取る事はないですし、アルカードでのソロ回し効率がよくなるというものです。まあ、本当のガチだとやすつなを両手に持つのが最強らしいですが、1本でもハード6章の雑魚を瞬殺出来る強さなので、個人的には1本で満足。これでも、あまりやり込んでいない人とプレイする時には多少自重した方が良い強さですからね(笑)。
そして、やすつなが手に入った事で蒼真も実戦投入しやすくなったというのも大きいですね。もちろん、アルカードと違って「ちょっと強めの刀」程度の代物ですが、それでもハードを乗り切るには十分の能力を持っています。今まではまともに使える武器がRPGしかなかったので、ハードの序盤くらいにしか実戦投入できなかったんですよね。
RPGは、射程無限で攻撃力もそこそこという便利な武器ですが、弾速が遅く連射も効かないので、速い敵には当てにくくボス戦では火力不足。デスやドラキュラ相手にRPGのみで挑むのはどうなんよって感じだったので、協力プレイで蒼真を使える機会は少なく、少ない機会にようやく武器を引き当てたらゴールデンアクスという微妙な物が……(斧は、攻撃力は高いが振りが遅いので使いにくい。攻撃力の高さも振りの遅さに見合うレベルではないです)。
これからは、RPGとやすつなを併用してハード5章や6章回しに参加できそうです。ソウル集めもはかどりそうですねー。
ジョナサンはサブウェポンが全部集まったので後は成長させていくだけですし、シャノアは武器が入手しにくくて困っていましたが、ラピスト(でっかい拳で殴る武器)が2つ揃ったので左右の連打が出来るようになったので後は刻印を成長させるのみ。シャーロットに至っては、魔法は全て成長しきって装備もそれなりになったのでこれ以上大幅な成長はないです。
まだまだやり込まなくてはいけない部分はありますが、とりあえず一区切りは付いたという感じですねー。


さて、今更ですがHoDのゲーム性やキャラクターについて振り返ってみます。
本格的な協力プレイが可能というのは悪魔城ドラキュラシリーズとしては初ですが、過去のシリーズからキャラや敵が一堂に会したお祭りゲームとしてみると結構ありふれていて目新しさはありません。
しかし、このゲームの一番の売りは「2Dドット絵を1画面に敷き詰めた広大なマップで遊べる」という点ですねー。拡大表示した時のグラフィックはプレステやDSの物と変わらないので特別綺麗には感じないかもしれませんが、ステージ全体を1画面で見た時はちょっと感動します。「大画面テレビやHD画質にこんな使い方があったかー」と。
しかも、広いステージをあちこち行き来するボスや、ステージ全体を見渡せるがゆえに成立する仕掛けなど、ゲーム性にも繋がっているのが面白いです。
相当大きなテレビでもない限り、ステージ全体を1画面で見ている状態でプレイし続けることは不可能ですが、移動やステージの仕掛けを使う時なら全体を見たままプレイできるので、仲間の進行状況を確認しながら動くことも出来ます。
仲間内でボイチャしながらプレイする時などは、細かい指示がしやすいし、人のプレイを見てツッコミを入れたり出来て面白いですね。
ただ、自分の失敗や手を抜いている事も全てばれてしまうという欠点も(笑)。

キャラクターは様々なタイプがいて面白いのですが、強さや成長のしやすさ、各作品のシステムの違いから省かれてしまった要素の多さなど、キャラごとに結構格差があります。

・蒼真
武器や防具を揃えればお手軽に強くなれますし、成長要素のソウルも普通にプレイしていくだけで色々集まっていくので楽。
ただし、一定レベル以上に強くなろうと思えばレアドロップの武器が必須になりますし、実用的なソウルを的確に集めようと思うと結構大変です(ボスが0.5%の確率で落とすなんてのもあるので、ソウルの出現率をアップさせるソウルイーターは必須)。
ヴァルマンウェを手に入れれば火力は化けると思われますし、ソウルは攻撃手段だけでなく地味に便利な物も多いので、成長が楽しみなキャラではありそう。

アルカード
武器防具でお手軽に強くなれますが、魔法は敵からのドロップや宝箱からの入手だけ。魔法が出る確率はあまり高くないので、狙った魔法を強くしようと思ったら、同じステージをグルグル回す必要があるため結構手間。しかも、苦労して強くしてもその苦労に見合わない性能である事が多い(空中で使える魔法が少ない事と、自己回復系の魔法が回復手段としては微妙というのがきつい)。
やすつななどの最強武器を手に入れると強さは跳ね上がりますが、魔法なんて使う意味がない位の勢いで斬りまくる事になるので、成長要素の魔法の意味が……。
魔法の出番なんて、自分や仲間がメデューサヘッドに囲まれそうな時にぶっ放すくらいになります(笑)。


・ジョナサン
サブウェポンを使うことで成長し、それと同時に鞭の威力も上がっていくのですが、逆に言うとサブウェポンを使わないと全く成長しないので、鞭を振るのはサブウェポンを使いまくってMPが切れた時くらい(笑)。
鞭の強化のためには全てのサブウェポンを鍛えなければいけませんが、使い勝手が悪かったり火力不足だったりして主力として使うには厳しいものも多い。しかも、一部のサブウェポンが何気に入手しにくい……。
他のキャラに対して誇れる部分といえば、鞭のリーチの長さを活かした安全な立ち回りや、無敵時間のあるマーシャルアーツを使って敵の後ろに回りこむといった器用な立ち回りや、結構使えるサブウェポンなのにMPの消費効率がいい鎖付き鉄球でしょうか。
そんな感じでかなり微妙なキャラなんですが、チームに1人いるとちょっとした癒し効果があります。
「了解」って定型文を使えば「オ〜ッケ〜〜!」とやたらテンション高めに叫びますし、サブウェポンで鉄球を振り回せば「ショ〜タ〜イムッ!」と叫ぶ。ガードするだけなのに、わざわざ「耐えてみせる!」と熱く。かと思えば、紙飛行機を投げる時は「ポイ」と軽めに(笑)。
声を聞いているだけでほのぼのします。ジョナサンが好きで使っている人もその辺を気に入っているのか、意味のない場面で突然鉄球を振り回したりしますし、定型文の使用回数はジョナサンがダントツ多いです。
ただ、チームに2人以上ジョナサンがいるとちょっとウザイ(笑)。


・シャノア
刻印は敵が使用したのを吸い取る事で使用できるようになります。吸い取っても確実に覚えられる訳ではありませんが、覚える刻印は4つしかないのでそれほど手間ではありません。
一度覚えた刻印は使うだけで成長するので、意識せずとも強くなっていきます。
他のキャラが決め手となる攻撃手段を得る前に、刻印による高火力を叩き出せるため、序盤はチームにシャノアがいるかどうかでボスを倒す時間が大幅に変わります。
ただ、どうしても刻印頼りの戦い方なのでMPが不足気味。瞬間火力で押し切れるボスならいいが、長期戦を余儀なくされる展開では思ったほどの成果を挙げられない場合もあります。MP切れを攻撃で補おうとしても、シャノアの武器は種類が少ない上に入手が困難。
ハードに突入してしばらく経つと、他が目覚しい成長を見せ始める(ジョナサンを除く)のに対して、シャノアの成長速度はがくんと落ちてしまい火力で抜かれるケースも増えてきます。火力以外の見せ場を作ろうにも、シャノアの魔法は蒼真のソウルやシャーロットの魔法ほど種類がない。
ちゃんと成長すればやはり瞬間火力は高いですし(一部のバランスブレイカーな強さの武器を除けばですが)、発生が早い上に近くの敵に確実にヒットしてくれるトニトルスという便利な魔法もありますので、成長の手間に見合うキャラだとは思います。
シャノアの一番の売りといえば、キルクルスを使えば他のキャラには真似のできないルートを使って移動できる事でしょう。ステージによって、キルクルスの優位性がほとんど発揮できないところもありますけどね。


・シャーロット
各種魔法を使いこなすキャラですが、シャノアに比べて種類が多い上に回復魔法が使えるのが特徴。
強力な武器でガシガシ力押しをするガチなチームならともかく、普通の戦力のチームならシャーロットのヒールにかなり救われます。
魔法の種類が多いので状況に合わせた使い分けが出来ますし、きっちり成長させれば十分な攻撃力を叩き出せます。
しかし、その成長方法に難あり。ぶっちゃけ、協力プレイでは成長が見込めないうえに、1人黙々と魔法のレベル上げ作業をしなければいけません。一番重要な魔法であるヒールなんて、「まじょを殴ってヒールを誘発させる」>「魔女のヒールに合わせてシールド展開」>「運が良ければラーニング。ラーニング出来なければ最初に戻る」という作業を延々繰り返さなければいけません。しかも、1体の敵からラーニング出来る回数は1回までなので、ボスのようにステージに1体しかいない敵からのラーニングはさらに手間がかかります。
こんな事、協力プレイで出来るわけがありません。
で、そんな苦労して成長させたキャラを協力プレイでデビューさせたとしても、成長要素はこれ以上何もない訳ですし、武器が装備できないので(魔法をたくさん覚えると自然に攻撃力が上がるので、下手な武器よりは強い)あとは良い防具が出るのを期待するだけ。防具なんてそれなりの物が手に入れば大体満足できるので、何回か回すだけで装備も整ってしまいます。
シャーロットは協力プレイだとかなり重宝されるのに、本人には協力プレイをする利点がないという……。
ちなみに、魔法を成長させて装備も揃う頃にはヒールの回復量が60を超えるようになってくるので、アストラルリングというMP消費をHPで代用するアクセサリーをつければ、HPを40消費して60回復するという永久機関が出来ます。
「攻撃魔法を何回か撃つ>ヒールをかけまくる>攻撃魔法を……」
ソロでハード6章も余裕でした(笑)。
なんていうか、協力プレイが売りなはずのゲームなのに、ここまで自己満足なキャラはどうなんでしょ?
とはいえ、魔法のラーニング作業さえ乗り切ってしまえば、他のキャラより簡単に強くなる事が出来るので、一番お手軽なキャラといえます。協力プレイでハードに行ってみたいけどキャラをじっくり育てる時間がないという人にオススメ。
シャーロットはシャノアと共通の防具が多いので、まずはシャーロットでハードを回せるようにすると、シャノアの強化も楽になるかもしれません。
ノーマルクリア後に買えるショップの防具だけでハードに挑むと、雑魚の攻撃でも50以上くらいますが、装備が揃ってくると30以下に抑えられます。