ベヨネッタおもしれー!

Xbox360が壊れた時、友人とブレイブルーの対戦が出来なくなるのが痛いとは思いましたが、ちょうどその時期はマクロスアルティメットフロンティアをプレイ中だったので、友人とはまたいつでも対戦できるから360を買い直すのはもう少し先でもいいかと思っていました。
しかし、早々に買い直すことになったのは、ベヨネッタの体験版をプレイしたかったというのが大きかったですね。
ベヨネッタは、一番最初に発表された時に、その特徴のあるビジュアルに惹かれ、それ以降ずっとチェックしていました。
ベヨネッタの特徴的なビジュアルの中で、特に気になるのが眼鏡でしょう。
魔女というイメージを意識しつつ、セクシーさを強調するぴっちりとした黒い衣装(髪の毛らしい)。コンボやフィニッシュの技のたびに衣装(髪の毛)が様々な形に変化。両手に加えて両足に仕込んだ銃による銃撃と、様々な武器を使い分ける華麗な戦闘スタイル。拷問器具などを用いたフィニッシュ技。
デビルメイクライを彷彿とするゲームながらも、「魔女」や「拷問器具」という特徴のあるビジュアルを前面に押し出しているのですが、それらのビジュアルイメージから眼鏡には繋がりそうもない。
とあるインタビューでディレクター(だったと思う)が語っていた話によると、ベヨネッタが眼鏡をかけるということは社内で色々と反対があったらしいが、ディレクターの強いこだわりにより眼鏡を押し切ったとか……。
確かに、ベヨネッタがメガネをかけている必然性はないし、眼鏡は余計なイメージがついてしまって一部の人にしか受け入れられない可能性も捨て切れません。眼鏡好きの俺でさえも、眼鏡が反対される理由は理解できるものの、眼鏡の必然性を論理的に説明する事は無理だと思います。
まあ、論理的な考えを無視するなら、俺もベヨネッタは眼鏡をしていた方がいいに決まっているじゃないッスか!」って思いますけど(笑)ベヨネッタの眼鏡がなければ、今頃俺は「デビルメイクライみたいなゲームか」という感想しか持っていなかったことでしょう。
俺以外にもベヨネッタの眼鏡を肯定している人はいるはずとは思っていましたが、思いもよらぬところからベヨネッタの眼鏡に関する意見を目にしました。
それは小島プロダクションのブログに小島監督自身が書いた記事。
記事のタイトルは「世界の中心で眼鏡萌えを叫ぶ」
以下は小島プロダクションのブログから抜粋。

最近、僕は「BAYONETTA」が気になってしかたがない。



「一体、『BAYONETTA』の何が?」

「そのナイスなプロポーションか?」

「必殺技を仕掛ける際の『ハニーフラッシュ』か?」



いや、僕が気になっているのはやはり「BAYONETTA」が掛けている眼鏡だ。

眼鏡キャラを前面に押し出した、神谷さんの強い勇気と魂(ソウル)だ。


眼鏡に関しては好みが分かれるところだと思うので、小島監督の考えに賛同できる人が多いかどうかはわかりませんが……。
なんにせよ、こうして色々なところでベヨネッタの話題を目にしますから、注目されているタイトルなのは間違いないですね。


さて、体験版の話に戻ります。体験版では序盤ステージの一部しかプレイできなかったのですが、ビジュアル面に特徴はあるもののアクションゲームとしては奇をてらった感じもなく、比較的簡単な操作で派手な動きできる印象でした。
アクションが苦手な人は連打プレイ気味に、慣れた人なら様々な技を使い分けでコンボを繋げていく楽しみがあります。
敵の攻撃を回避するのは回避ボタンひとつでできてしまいますし、攻撃してくる敵には「DANGER」のマークが表示されるシーンもあり、比較的大振りの攻撃が多いです。そのため単純に回避するなら簡単ですが、ギリギリのタイミングで回避すると一定時間敵だけがスローモーションになり一方的に攻撃ことができるので、慣れてくると回避は大きなチャンスに繋がります。
針の穴を通すような正確さを求められるアクションゲームではなく、コンボを叩き込んで気持ちよくプレイするアクションゲームという印象ですね。
ゲーム後半まで進んだり、難易度を上げるとそんなお手軽プレイは通用しなくなるのかもしれませんけどね。
動かしていて気持ちがいいというのはアクションゲームとしてのゲーム性だけではなく、ビジュアルや演出にいるところも大きいです。ベヨネッタも動きをかっこよく見せる派手な演出が多いのはもちろん、拷問器具などの残虐さと、それがどこかコミカルに見えるという演出の面白さが、いいアクセントになっています。