シルバーレインRPG

シルバーレインRPGキャラクターシートをエクセルで作成しました。
ダウンロードはこちらのページからどうぞ。
こんな感じです。実際はA4サイズ。

仲間内に配った物からさらに改良を加えています(リストのミス修正、決め台詞の追加など)。
今度こそ最終版!きっと……多分……。ミスがあったら報告お願い。

シルバーレインRPGは面白いですねー。風変わりなシステムですが、意外にもゲームバランスは取れていますし、ロールプレイ主体のTRPGにありがちな変な敷居の高さもなくプレイしやすいですね。
フリーダムなロールプレイをしたい人はぶっ飛んだ演出をすれば良いし、真面目なキャラをやりたければカッコイイ演出をすれば良い。加えて、どんな演出をしてもカードを出して難易度さえクリアしてしまえば良いので、プレイヤーはやりたい事をやりたい様にできてしまいます。
PCが判定する時は確実に難易度を上回る様にカードやエフェクトを組み合わせるので、演出をする前から判定の成否が決まっていて演出の空回りがありません。それでいて「カードの引きの良さ」という運の要素は大いに絡んでくるので、ゲーム性はしっかりと保たれています。
データの作り方もはっきりした法則性を持って作られており、メリットが大きい物にはそれ相応のデメリットも付随していたり、ある局面では大きなメリットとなるデータが別の局面ではデメリットとして働くなど、単純な「最強データ」という物が存在しない。
意図して相性の悪いデータを組み合わせるといった事をしない限り、どんなキャラでも十分実用レベルのキャラに仕上げる事ができるため、キャラクター作成の自由度も高いです。
ロールプレイの敷居が低い上に、判定とロールプレイが密接に関わっているので、普段あまり喋られない人でも発言する機会を確実にもらえると言うのも大きいですね。
ロールプレイ主体のゲームは「喋った者勝ち」という事になりがちですから。

ゲームバランスが取れていて、どんなプレイヤーにもロールプレイをする機会が確実に訪れるため、「プレイヤーの誰もが活躍できるゲーム」というのがシルバーレインRPGの一番の利点ですが、ある意味でそれが一番の欠点でもあります。
どんなに素晴らしい演出も、どんなに意味不明な演出も、カードで難易度を上回れば等価値になってしまうので、演出や頭の回転でゲームを効率よく回そうと思う人には不向きです。
もちろん、上手い立ち回りをすれば難易度が下がるなどの利点はありますが、逆に言うとそれだけの利点しかありません。
プレイヤーが上手い立ち回りをした場合には、GMは効率よくシナリオを進められるように配慮するというのが普通のTRPGですが、シルバーレインRPGはシナリオを下手に効率よく進めてしまうとプレイヤーが判定や演出をする機会を奪ってしまうので、効率よく進めることがかえってプレイヤーの不利益に繋がる恐れもあります。
「有利不利」とか「効率」を考えて頭の良いプレイがやりたいプレイヤーには少々不向きなシステムかもしれませんが、そういう人もたまには小難しい事を忘れて、「楽しむ」事を第一に遊んでみるのも良いのではないかと。
「楽しむ」という事を第一に考えるなら、俺にとっては今まで遊んだシステムの中で、一番やりがいのある物ですね。
GMばかりやってるのでまだプレイヤー経験はありませんが、仲間内にはプレイヤーからも概ね好評です。

シルバーレインRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

シルバーレインRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)