マクロスF

マクロスFの特別編が放送になりました。新作がいち早く見られるのは嬉しいですが、本放送はまだ先なので生殺しと言った感じ(笑)。
特別編ということで、様々な説明を端折って見所を詰め込んで作品の雰囲気を伝えている感じがあるので、第一話という感覚で見るには少々わかりにくい部分はありますが、まあそれは別に問題なし。映像を見るだけでかなり期待できる作品とわかります。
色々と今風な感じはありますが、最近のアニメにありがちな変にひねた雰囲気はなく、王道な展開を踏襲しているので安心してみられますね。
音楽は菅野よう子さんが担当していますが、プラスとはまた違った雰囲気になっているので、菅野さんゆえの曲の良さは目立つものの、過去のマクロスを変に意識させることはない。
スカル小隊やバーミリオン小隊といった名称、「私の歌を聴けー!」、コンサートの最中に敵の襲来など、過去のマクロスを意識した要素はあるが、決して焼き直しという雰囲気はなく独自の色を出している辺りは「やっぱりマクロスだなー」と思えますね。
俺の好きなVF-17は軍に標準配備しているようで出番がかなり多かったのは嬉しいのですが、「標準配備=やられ役」となるわけで……。もう、マクロス7のVF-11並にバタバタやられてる……。
期待の新型機であるVF-25は、軍ではなく民間に配備されている様子。まだ、軍と民間の関係がはっきりと描かれていなかったのでよくわかりませんが、この民間の組織がメインとなっていくのでしょうかね。
VF-25のデザインや武装など気になることは多かったですが、真っ先に目についたのはアーマード装備でも変形が出来るようになっていたことでしょうか。
それにしても、メカの描写を全てCGでやるのは良いですねー。手書きの良さにこだわる人もいるようですが、手書きゆえの味という物はあっても、戦闘シーンの見栄えの良さではむしろCGの方が勝っている部分は多いと思います。
それに、時間をかけて制作するOVAならともかく、TVシリーズだと手書きであのクオリティを維持するのは難しいでしょうからね。

特別編の出来が余り似よかったので、むしろ本放送でのクオリティダウンが心配になってきましたよ……。
まあ、多少クオリティが落ちても、音楽と戦闘シーンは十分見所が残ると思いますけどね。