新クラスについて

・異能者
単純な攻撃能力だけでなく、敵の行動カウントを１０下げたり、敵のジャッジの達成値を下げると言った強力な特殊能力もありますが、どれも少々コストが厳しい感じ。効果は大きいのでコストに見合わないわけではありませんが、低レベルのキャラには少々厳しいコストかも。
回避や抵抗を魔導で行える（１ラウンドに１回）という後衛に打って付けの特殊能力も、コストがMP5というのは序盤では少々厳しい。
CLで効果が上昇していく特殊能力は攻撃や魔攻のジャッジの達成値を引き上げるものなので大きな火力アップには繋がるものの、そのアップ率は「消費したMP×2」。レベルが上がるごとに消費できるMPが増えていき火力アップとなるが、それは消費もどんどん増えていくと言うこと……。
対象の防御や魔防ジャッジをSL×５も上昇させる技は強いが、射程が0Sqなので対象と同じマスにいなければ使うことが出来ない。同じマスにいるということは範囲攻撃に巻き込まれる危険性も高いが、異能者はこの特殊能力が強いだけで防御系に特化しているクラスではないので不安が残る。
コストがMP2だけで魔攻をSL×4（SLの最大は5）も上昇させる特殊能力は射程が0Sqなので魔法使いなのに接近戦を挑まなければならない。
比較的効果の高い特殊能力があるが、それを活かすのはなかなか難しそうなクラスという印象。

・侍
攻撃に特化しているだけでなく、物理や魔法に対するリアクションを命中で行える特殊能力があるなど、高い戦闘力を弾き出す可能性を秘めている。
ただし、それらを使うためには「構え」という特殊能力をあらかじめ使っておかなければならないことが多い。
構えを使えるのは基本的にはセットアッププロセスで、さらにその効果はラウンド中のみ。
構えを取るだけでもMP2というコストを毎ラウンド使わなければならない上に、構え中に使える特殊能力のコストも決して低くない。
正直、アタッカーの特殊能力である「代償軽減：特殊能力」でMPの消費を抑えないとまともに回らないクラスなんじゃないかという印象です。

他の新クラスや既存クラスの追加分に関してはまた後日。

ナイトウィザード The 2nd Editionソースブック スクールメイズ (ログインテーブルトークRPGシリーズ)