マクロスF（仮）

アニメ

マクロスFのPVが遂に公開になりました！
マクロスの新作が企画されているという話が出てから結構経ち、マクロスF（仮）というタイトルと基本的なストーリーや制作スタッフが発表になってからも数ヶ月経ちましたが、メカやキャラクターと言ったビジュアル的な物が一般に公開されたのは今回が初めてです。
マクロスゼロに引き続きメカの描写はCGで行われるようですが、ゼロの時とは雰囲気がかなり違いますね。CGに関する知識がないので詳しいことはよくわかりませんが、アニメっぽい感じのCGでしたね。
マクロスゼロも当初はトゥーンシェードでアニメっぽい雰囲気になる予定でしたが、その手法は戦闘妖精雪風に先を越されてしまったため、急遽別の手法にしたという経緯はあったみたいですけどね。

で、マクロスの新作と言えば気になるのは新型の可変戦闘機（ヴァリアブルファイター。VF。バルキリーという通称の方が知られているが、それは本来VF-1の名称。とは言え、公式的にもバルキリーという通称は良く使われている）。
しかし、公開されたPVでははっきりとディテールがわかる場面が少ない上に、板野サーカス（わからない人は動画サイトで「板野サーカス」と検索してみて下さい）をやられちゃ機体の形なんて視認できる訳がありません（笑）。
それでも何とか頑張って機体の形がわかる瞬間を一時停止して見たところ、新型の可変戦闘機と思われる機体はVF-1に近い雰囲気でした。
VF-1を意識していると言うことは、これがVF-11に代わる主力可変戦闘機と言うことなんでしょうかねー。
ただ、バトロイド形態の時にコクピットが前面に出ているVF-1やVF-11と違って、新型は変形の際にコクピットを機体の胸部に引き込まれるので、変形の過程は全く違う物になっているようです（可変戦闘機は機種によって全く違う変形の仕方をしますが、VF-11はVF-1に継ぐ主力可変戦闘機というイメージがあったためか、比較的似た変形をする）。
VF-11よりも後に作られた可変戦闘機は、コクピットを胸部に引き込む変形をする物がほとんどですが、新型はそれらと比べても更に特殊でややこしい感じになっている印象を受けます。
「これ、完全変形のオモチャを出すのは難しくない？」
と心配してしまうほど（笑）。
それと、バトロイド形態の形がはっきりと見えた訳ではないんですが、パッと見の印象は
「最近のロボットだなー」
って感じでした。
最近のリアル系ロボットは単純に格好いいとか機能的というデザインではなく、なんかちょっと癖がある雰囲気がありますが、新型のバトロイド形態の印象もそんな感じ。
新型の他に目についたのはVF-17と思われる可変戦闘機。はっきりと見られるシーンはありませんでしたが、多分間違いはないかと。
ただ、マクロス7の時と大きく違うのは、翼にミサイルを詰んでいたことでしょう。
VF-17ナイトメアはF-117ナイトホーク（実在する攻撃機。黒くて三角形でステルスといえば、詳しくない人でもピンと来るかと）をモデルとした可変戦闘機であるため、ステルス性能を向上させるために武装を機体の中に収めていました。時代が進んでアクティブステルス（架空の技術。機体の表面の形状や材質でレーダーに探知されにくくするのではなく、レーダーを騙して探知されなくなると言うECMの一種。VF-0で試験導入されたが実用化はYF-19とYF-21から）が広まったおかげ武装をつけてもステルス性に問題はなくなったんでしょうか？
PVではVF-17と新型と戦っていたようなので、人間同士の戦闘もあると言うことなんでしょうかね？
なんにせよ、VF-17は俺が一番好きな機種なので、再登場するのであればかなり嬉しいですね。

それにしても、ロボット物の続編で主力メカのデザインをここまで色々と変えられるのはマクロスくらいでしょうね。
他の作品だと基本デザインを引き継いだりトレードマークとなる物やカラーリングを引き継ぐことがほとんどですが、マクロスの可変戦闘機は細かい「らしさ」はあるとしても大きな部分では「ファイター、ガウォーク、バトロイドという三つの形態に変形する」という共通点しかありません（マクロス２に登場した可変戦闘機はVF-1を基本としたデザインをしていますが、マクロス２は正当な続編ではなくパラレル扱いなので除外）。
可変戦闘機のデザインで大きな縛りがあるとすれば、ファイター形態は実在する航空機に近いデザインにするという事くらいでしょうか。
見た目がかなりそのままの物から、あくまでモチーフとしているだけで見た目はかなり違う物まで色々ありますが、ちゃんとどれも航空機っぽい形をしています。
そもそも可変戦闘機であって可変ロボットではないですから、戦闘機形態が一番大事です。
俺はマクロス好きが高じてエースコンバットなどをプレイするようになりましたが、これはある意味ある当然の流れかと（笑）。
まあ、そんな個人的な話は別にしても、映画「トップガン」はマクロスの影響を受けて作られたほどですから、マクロスと戦闘機の繋がりは大きいです。


PVの感想のつもりが可変戦闘機の話に終始してしまいましたねー。
しかもマクロスFと直接関係のない話も多い。ま、良いか（笑）。
寝る前にエースコンバット６でF-14（トムキャット。VF-1のモチーフとなった戦闘機）でも軽く飛ばして来ましょうかねー。