ヴァリアブルウィッチ第四話

相変わらず話の展開が急でストーリーを把握しにくい部分はあるのですが、順当に話が進んでいますね。
しかし、主人公の竜之介は話が盛り上がれば盛り上がるほど女性バージョンしか出番が無くなりますね。
今回なんて夢の話で無理矢理出番があっただけですからねー。しかも2コマだけ。主人公が男である事を忘れてしまいそうです(笑)。
この漫画はリプレイなどでスポットが当たっていなかった部分を重視するという意図があったようですが(漫画ではメインを張っている龍使いや人狼はリプレイでは出ていませんでした)、意外な事に輝明学園がここまで目立つのも初めてでしたね。
学校の名前はリプレイでちょくちょく出てくるし、輝明学園に在学しているキャラも多いのですが、学園その物が舞台となる事は少なかったですね。
輝明学園で話が始まってもラストは宇宙だったり……。まあ、きくたけさんのリプレイはたとえ小さな舞台で始まったとしてもラストは壮大な設定になっていくので、輝明学園だけで話が終わる訳はありません(笑)。
で、色々な謎の設定がある輝明学園秋葉原校ですが、一番の謎だった仮面の生徒会長「高倉幹也」が漫画でようやく登場してきました。
正直言ってこのキャラはサプリメントに載っていたNPCの説明を読んでも、余りに謎だらけで使いどころに困っていたんですよね。
輝明学園を舞台に色々シナリオをやりましたし学校のイベントに絡めたネタも出しましたが、この変に特徴のある謎の生徒会長がいるおかげで生徒会を出す事は避けていました(笑)。
設定を読んだ印象では人を動かして自分は表に出ないタイプかなと思っていたんですが、漫画では登場早々に冥属性の最強魔法スターフォールダウンをぶちかまして、挙げ句に1ページ丸々使って仁王立ちで姿を見せるとは、なかなか派手好きな性格のようで……。
しかし、そんなド派手な攻撃魔法の演出も、ナイトウィザードを知っていると虚しく見えてしまうのが難点ですねー。
高倉幹也はレベル27という高レベルですが、魔法はどんなに能力値があっても魔法ごとの最大ダメージを超える事は出来ないので、魔法のダメージをあげる魔術師特殊能力オーバーロードと合わせても基本ダメージは108止まり。プラーナを攻撃に回しても200以下。
龍使いだったら5レベルもあれば一発限りだけど200オーバー可能。龍使いが27レベルだと6000くらい出せる計算に(笑)
今年出る予定のナイトウィザード2ndでは、そう言ったクラスの格差を調整して欲しいところですね。
ただ、最近のF.E.A.R.作品は、クラスのバランスを重視しているために個性がなくなりつつあるという面もあるので、ナイトウィザードには少し尖った部分が残っていて欲しいなとも思ったりします。

ナイトウィザード (ログイン・テーブルトークRPGシリーズ)

ナイトウィザード (ログイン・テーブルトークRPGシリーズ)