一段落してしまいましたねー - たけぽん　日々の由無し事

.hack関連の漫画、ガイドブック、攻略本と、関連書籍もほとんど出尽くして、.hack//G.U.に合わせて始まった様々な動きは一段落してしまいました。
本編でははっきりと語られていない、いくつかの謎や過去の作品との関連性が残っていましたが、ガイドブックなどであらかた書かれていたのでこれ以上大きな動きはないでしょう。
いくつかの漫画や小説はまだ続くようなので、そこでは本編で語られなかったネタも絡めて行ったりするのかもしれませんが。
ちなみに、漫画はどれもストーリー展開が駆け足だったため、ゲーム本編に比べるとイマイチ盛り上がりに欠けるという印象でした。
ガイドブックでは、ハセヲと楚良のプレイヤーが同じといった様な、「多分そう言う事なんだろうけど明言されていなかった」というネタがはっきりとした形で知る事が出来たのでとりあえず良しです。
しかし、過去にThe Worldと関わりがあるはずのプレイヤーに関しては、もう少し本編中でそれらしい事を匂わせても良かったのではないでしょうかねー。
もちろん、過去の作品を知らなくても楽しめるようにとの配慮から、そう言った過去の話を持ち出さないようにしたと言う事もあったんでしょうが、そういう人のために過去の事件や関係者を事細かに説明したターミナルディスクも同梱していた訳ですからねー。
主人公であるハセヲが、プレイヤーの知らない過去の事をべらべら話すのは不自然な感じがしますし、楚良は過去の未帰還者の中でも極めて特殊なケースでしたから「過去の記憶は失われている」という流れでも良いですが、クーンと八咫に関しては、もう少し過去の事を語った方が自然だったような……
まあ、そう言う過去の作品との関連や裏事情まで考慮してストーリーを見返すと、あちこちに矛盾を感じてしまうので、余り深い事を考えないで楽しむ方が良いのかも知れませんけどね。
ゲームの方はちゃんとケリがついているからまだ良いですが、それ以前を描いた.hack//Rootsなんて全ての謎が謎のまま「続きはゲームで」となってしまっているため、穿った見方をしてしまうと色々な部分で不自然さが目に付きます。
実際、全てのネタを知った後に見直してみたら、「こいつ、思わせぶりな事を言っている割りに、全然実のない事を言ってるな」とか「その立場にいるあんたが何故この事実に気付かないのさ」とか「こいつ、すっごく無駄な事してるよ」などと、ツッコミどころが満載でした。
そういうストーリー的に不自然なところよりもツッコミを入れたかったのが「何故、大剣や双剣のチェーンソータイプの刃が一度も稼動しないのか！」ってところでしたけどね。
あのタイプの武器は武器は「死の恐怖」とまで言われたハセヲの凶悪さの象徴であり、みんなが和気藹々と楽しんでいた前作と、PKが横行して荒れ放題な今作との雰囲気の違いを端的に表している物なんですけどねー。
そう言った細かい所からも「大して力を入れていないアニメだなー」と実感できるわけですが（笑）。
そんな感じで、色々と不出来な部分は目に付きますが、俺としては.hack//Rootsから.hack//G.U.まで通して存分に楽しませて貰いました。
出来の善し悪しではなくて、魅力を感じる部分は色々ありましたからねー。

さて、それはそれとして、ゲームをクリアした後も仲間の好感度を上げてキャラごとのエンディング潰しをちまちまやっていた訳ですが、エンデュランスのエンディングを見て一つ気になった事が……
他の男キャラの様に「友情」を描いたエンディングではなく、「愛情」ネタであったのは想定内だったのですが、ノリノリでウェディングドレス風の姿になるエンデュランスを見て少し違和感を覚えました。

「どちらかっていうとハセヲは受けっぽくない？」と（笑）。
そこで、.hack//G.U.のイラストを扱うサイトなどを巡ってみた訳ですが（今までは攻略系しか見て回った事がなかった）、.hack//G.U.って男性キャラの方が人気が高いのですねー。
エンデュランスはネタとして少なかったですが、他の男キャラとハセヲのカップリングは色々。そして多くの場合ハセヲは受け。
そう言うサイトは、.hack//G.U.の女性キャラを取り扱ったサイトより簡単に見つかりました（笑）。