にゃんですと〜

クリア後のおまけダンジョンである痛みの森を50区画まで制覇して、タビーを仲間にする事に成功。
タビーアニメの.hack//Rootsのキャラで、ゲームではおまけキャラ程度の扱い。専用のイベントも痛みの森での再会しかありません。
武器は専用グラフィックの烈拳・猫魂(アニメで志乃から貰った、猫の手を模したナックル。初心者の頃から使っている武器のはずなのに何故か高性能)しか使う事が出来ず、武器の持ち替えはおろかカスタマイズすら出来ませんので、使い勝手が良い訳でもありません。
アニメを見ていた人であればタビーにそれなりの思い入れはあるでしょうが、ゲームしか知らないプレイヤーですと50区画ものダンジョン(先に進むだけなら1区画1分もかからず抜けられますが)に潜ってまで仲間にしたいキャラでもないかも。
予備知識が無い人にとってこのキャラの魅力と言えば、猫耳胸が大きい「にゃんですと〜」と言ったいかにもな口癖などという、何とも趣味的なキャラ作りでしょうか。
実際、ネットゲーでこんなキャラを見かけたら「プレイヤーは間違いなく男だね」と思うでしょう(笑)。
タビーのリアルは女性。.hackではキャラとプレイヤーの性別が違うケースは稀。

ついでに、もう一人のおまけキャラであるなつめも仲間にしました。
旧作の.hackから、キャラ名も職業も見た目の雰囲気も変わらず再登ですが、タビー以上にストーリーに関係ありません。
旧作で主人公のカイトと仲良くなる切っ掛けであったスパイラルエッジという武器を標準装備しているなど(性能は段違いに良い)、旧作を知る人には懐かしい。
しかし、基本的な雰囲気はそのままなのに、武器収集癖は昔からあったはずですが、PKしてまで奪い取る(しかも何故か無意識らしい)というとんでもない人になっているとは……7年の内に一体何があったのやら……

仲間が全キャラ揃ったので「誓い」という特殊なグリーティングカード(あいさつ状やごきげん伺いなど、メッセージをこめたカード。仲間に送る事でメールのやり取りの切っ掛けが生まれる)が手に入りました。
これはゲーム内の結婚イベントへの招待となっており、好感度が高い仲間に送る事で特殊なエンディングを見る事が出来ます。
ストーリーの流れとしてはヒロインであるアトリに送るのが筋ですが、他の女性キャラはもちろん男性キャラにすら送る事が出来ます。
エンディングは短く簡単なものではありますが、キャラごとに結構違いがあって面白いです。
現在が全キャラのエンディングを見るために、色々なキャラとレベル上げやアイテム集めを兼ねた冒険を繰り返して好感度上げに励んでいます。

現在レベル上げに励んでいるもう一つの目標は、後から仲間になったためにレベルが立ち後れているタビーなつめを実戦に耐えられるレベルにまで引き上げる事。
この二人を連れてアリーナやら色々なマップを転戦したのですが、なんかすごく懐かしい感覚になりました。
なんというか、この二人は非常に旧作の.hackっぽいです。
旧作はストーリーを追うRPGと言うよりも、いかにネットゲーっぽい感じを楽しむゲームでした。
キャラの性格付けもちょっと誇張はあったものの「普通にゲームをプレイしている」か「ゲームでキャラを演じている」という感じが出てました。
それに、主役級のキャラであってもあらかじめ用意されたパーツを組み合わせて作ったと言う感じでを意識しており、街中を歩いている他のプレイヤー(という設定のNPC)と雰囲気が似通っていました。
ところが.hack//G.U.では、ネットゲーっぽさを出す事よりもストーリーを重視しているため、キャラの性格付けはより明確になって「モニターの向こうにプレイヤーが居る」とは思えないほどゲームのキャラがキャラクターとして動いており、グラフィックも一般プレイヤーと全く違う雰囲気でキャラクターの性格がにじみ出るような「物語の登場人物です」といわんばかりの格好をしています。
戦闘中の台詞の掛け合いも「ゲームにそこまで熱くなってますか?」と思える物も多いです。
それに対してタビーなつめは、「ネットゲーでこういうキャラ作る人居そうだね」という、ちょっと個性を意識したような趣味的な外見。
性格付けも多少誇張はある物の「ゲームを楽しむためにキャラを作っている」と言う雰囲気。
ストーリーに全く絡まないためか、戦闘中の台詞に一切の気負いがなく、お気楽にゲームを楽しんでいる感じ。
いつの間にやらこの二人がお気に入りで、本編で活躍していたキャラ達はすっかり置き去りにしちゃってます。
このゲームの最終目標である痛みの森の100区画制覇も多分この二人をメインで行くでしょう(笑)。

で、その痛みの森の完全制覇。
50区画までは一度クリアすれば次からクリアした区画を飛ばせるのですが、51から100区画は一度に突破しなければいけません。
途中でセーブは出来るものの、アイテムの買い足しも出来ず、倉庫から物を取り出す事も出来ませんので、回復アイテムは所持限界の50と現地調達が全てです。
長丁場と言う事を考えると回復スキルが得意なキャラは必須だろうと思っていたのですが、レベル上げのついでに色々なやり込みをこなしていったら、味方全員のHPを350回復出来る上に使用回数が無限というアイテムが手に入り、ついでにアクセサリーに「アイテムの効果が2倍」になるアビリティを付けるアイテムが手に入ったので、回復の心配が一気になくなりました。
HPは4000も無いので、700回復出来れば十分です。同程度の効果の回復スキルはSP消費量が馬鹿にならないので、回復スキルを使わせるのはむしろ効率が悪い。
それなら、代わりにアタッカーを入れた方が火力が上がって良い感じに……
ゲームのヒロインのアトリ、アニメのヒロインだった志乃。まさか二人仲良く戦力外になるとは……
痛みの森攻略どころか、通常の狩りからして回復役入れる意味なくなってしまうってのは、ネットゲーを題材にしたゲームとしてはゲームバランスに問題がある気がします。
まあ、ネットゲー的なゲームバランスを言い出したら、主人公のハセヲだけが使える独自武器である双銃なんて、敵を一度浮かせたら死ぬまでお手玉出来るというとんでもない代物なんですけどね(笑)。
とりあえず、物理系のアタッカーはタビーなつめで良いとして、奥に行けば出てくる物理無効の敵のために、魔法系のアタッカーの準備も進めないといけません。
攻撃術が得意なのは朔望ガスパーしかいないので、人選には選択肢がほとんど無いんですけどね。