GO MY WAY!! GO前へ!!

THE IDOLM@STERを買いました。
アイドルマスターってタイトルが示す通り、アイドルを育てるゲームです。結構前からアーケードで人気を博していましたが、この度遂にXbox360に移植されたのです。
ぶっちゃけ、俺はアイドルって嫌いです。
正確に言えば「何が良いのかわからない」と言うべきでしょうか。
そりゃー中には可愛いなと思える子もいますし、たまーには好きな歌もあったりしますが、いくら可愛い子でもその子がの歌に興味を持てるかどうかは別問題ですし、歌が好きになったとしてあくまで歌が好きなのであって歌っている人のビジュアルとは無関係。
そんな俺が何故このゲームを買ったかというと、
ネタ(笑)。
長い間アーケードで愛されていたゲームですし、話の種にはなるかなーと。
ネタとはいえ、購入を決定づけた要素は二つ。
一つはプロモーション映像で紹介されていたGO MY WAY!!という曲が妙に印象に残った事と、先週号のファミ通に載っていたいい電子みずしなさんがアイドルマスターをプレイしていたネタを書いていたから。
アイマスに限らず、みずしなさんはいい電子の中で本当に面白そうにゲームをプレイしているんですよね。ちょっと興味があったゲームであれば思わず買いたくなってしまいます。それにしても、アイドルに大漁旗なんて名前をつけてしまうみずしなさんのセンスは大好きです。

そんな感じに、勢いだけで買ってしまったので肝心なゲーム内容は全然知りません。
ここは無難にメインっぽい女の子ではじめるべきかなと思いましたが、折角なので360版の新キャラである星井美希を選択してプレイ開始。
しかし、プレイして早々に難題にぶち当たりました。
どんな難題かというと、
「俺、この子嫌い……話聞くのも疲れる……」
なんていうかなり深刻な物……
「常識がない」
「やる気がない」
「頭悪そう」
そもそもアイドルに対する意識が薄い俺には、もう何を楽しみにプレイすればいいのかわからなくなりました。
そんな心境の中、プロデューサーとして最初にやらなきゃいけない仕事は、アイドルに名前をつける事。
とりあえず、何も入力せずに決定を押してみる。すると会社側が設定したデフォルトの名前が出てくる事が多いのですが、そこに表示された名前は……
ナムコエンジェル
いくらナムコのゲームとは言え、さすがにこれなないな……
複数人を育てられる様になると、この名前がユニット名という事になるんでしょうけど、今は一人しか育てられない。なら普通に個人の芸名っぽい名前をつけましょうか。
……と思ったが特に思いつく名前はなし。
じゃ、この子は本名のままにしようかねー。
この子、名前なんて言ったっけ?
説明書を見ればわかるけど、もうどーでもいいや。一周目は捨てプレイ。二度とこの子は選ばない。
じゃ、適当に名前付けてしまうか。


命名「まりも」


名前も決まった事だし早速レッスン。ミニゲームを良い成績でクリアすると能力が伸びていくんですが、慣れないミニゲーム、ましてやタイミングゲームの苦手な俺は失敗しまくり。
ま、いいや。
もう、かなりどーでもいい感じになってきて、「一周クリアしたら売っちゃおうか」ってな雰囲気になっていました。

しかし、ミニゲームにも慣れてきて、オーディションのコツも掴めてくるにつれ、徐々にではありますがまりもはアイドルとしての力を付けていきました。
相変わらず、事務所などで星井美希と話している時は、ボタン連打で台詞をぶっ飛ばしたくなる気持ちになるのですが、アイドルであるまりもの成長を喜んでいる自分に気付きました。
そんな時、世間の流行が「ボーカル」から「ダンス」に変わる。
まりもも流行から乗り遅れぬ様、ダンスが主体の曲に変更する事にしました。
どの曲がいいかなーと、全曲リストを眺めてダンスの曲を探しているとGO MY WAY!!を発見。
早速曲を変更し、ダンスのレッスンを集中的に行い、小さいオーディションを狙う。
オーディションの結果は惜しくも2位。しかしそれでもテレビ出演は勝ち得たのでファンが大幅に増えるチャンスを物にしました。
そしてテレビがスタート。プロデューサーである自分にできる事は、曲の合間にアピールをする指示を出したり、歌っているまりもの写真を撮る事(5枚まで保存可能)。
気が付けば、少しでもいい表情を撮ろうと必死にシャッターを切り続けている俺……
相変わらず、歌詞を忘れたりダンスをミスしてこけたりと、アクシデントの多いまりもですが、今までのテレビ出演に比べると格段に成長が見られました。
これに気をよくした俺は、まりもがある程度成長してきたボーカルとダンスを更に伸ばし、弱点だったビジュアル面も集中レッスンでカバー。
すると、次のオーディションではダントツの1位通過。
さらにはテレビ出演でまりもが初めてノーミスで歌切りました!
これを機に、2万人単位の人が集まるオーディションにも挑戦。さすがに苦戦するも、ギリギリ3位通過を果たす。
やっとアイドルらしくなってきたなー……
と、感慨にふける俺……
ゲームを一段落させた後も、初めてノーミスで歌い上げたテレビ出演のビデオをついつい何度も見返してしまったり……(ビデオは1本しか保存出来ません)
気付けばすっかりはまってます(笑)。
危ない……危ないですよ……XboxLIVEマーケットプレイスでコスチュームとか買ってあげたくなります(マイクロソフトポイントでの購入なので、パッケージ代以外の追加料金を取られます)。
さらに、プロデュース中のアイドルからメールが貰える(あくまでゲーム内の話)という要素があるのですが、なんとメールアドレスをマイクロソフトポイントで購入しなければならないという、何とも素敵な仕様。
マーケットプレイスは、追加データを有料でダウンロードするという魅力的な事が出来る反面、データはすでにディスクの中に入っているのに、そのロックを解除するだけに料金がかかるという物もあります。
なんで元々入っているデータに料金を請求する訳?なんて疑問に思う事もしばしば。
いずれ完全に新しいダウンロード要素の追加と言う可能性もあるのかも知れませんが、現状でのアイマスのダウンロード要素はロック解除の類の物でしょう。メールアドレスに関しては特に。
でも、これは料金払いたくなりますよ。上手い商売しますねー。
全キャラのフィギュア付きで2万という限定版を買った猛者は、とうに全要素ダウンロードしてたりするんでしょうねー(笑)。


そうそう。ゲームに関して注意点が一つ。
このゲームはアーケード版をベースに作られているため、家庭用ゲームとしては少々不親切な部分があります。
例えば、短時間プレイが前提のアーケードではあまり気にならない事が、腰を据えてプレイする家庭用では気になるというケース。
「ちょっとした演出が飛ばせない」「毎度毎度同じとことで同じメッセージが出る」といった、繰り返し行うと地味に邪魔になる事があります。
後は、アーケードの仕様をそのままにしている事による弊害。
操作のしにくさなどもありますが、一番目に付くのは「オーディションにエントリーの待ち時間がある」と言う事。
アーケードでは同時にプレイしている人が同じオーディションにエントリーして競い合わせる事が出来るため、オーディション開始までに待ち時間を儲けているのでしょう。
360版もオンライン対応でオーディションを他のプレイヤーと競い合う事ができるために、オーディション開始前の待ち時間があるというのはわかります。
しかし、絶対に対戦相手が来ないオフラインでプレイしていても、このエントリーの待ち時間が飛ばせないという仕様は……
なんと、オーディションを選んでから1分少々待たされます。その間にCPUがエントリーしてきたりもしますが、そんな物は1分待たせずとも普通に処理できることなのですから、オフラインプレイの時に限り待ち時間を無くしてくれても良かったと思います。

マーケットプレイスのダウンロードにしても、オーディションのシステムにしても、このゲームを本当に楽しむにはXboxLIVEが必須なんじゃないでしょうかね。
そう考えると、なぜこのゲームがXbox360向けに作られる事になったのか納得出来ますね。
とりあえず、近い内にうちのまりももオンラインデビューさせてみましょうか。どうせボロ負けするでしょうが、それも経験です。

アイドルマスター(限定版) - Xbox360

アイドルマスター(限定版) - Xbox360