宙のまにまに

宙のまにまに
アフタヌーンに連載されている漫画で「そらのまにまに」と読みます。
「まにまに」は漢字で書くと「随に」。
成り行きに任せて行動するさまの事を言い、「波のまにまに」とか「風のまにまに」といった使い方をする言葉です。

最近読んだ漫画の中で一番タイトルが好きな作品です。響き文字面も良いです。
本屋で初めて見かけた時から気になって、詳しい内容もわからずに単行本を衝動買いしてしまうほど(笑)。
しかしこの漫画のタイトル。一歩間違ったら「ときめき☆星空グラフィティ!」となっていたというのだから恐ろしい……昭和の少女漫画って雰囲気ですよね……このタイトルだったら多分手に取ってません(笑)。
ちなみに、天文部ネタのコメディだった事も衝動買いの要因ではありましたが、何故それが要因になるかは過去の日記から判断してください。

で、宙のまにまに
個人的に今イチオシの漫画です。
まあ、一番好きな漫画は別にありますし、お薦めの漫画は他にもいっぱいありますが、すでに話題作になっているものが多いので俺が今更語るまでもないでしょう。
単行本が出れば語るかも知れませんけどね。capetaの時みたいに。
そんな訳で、応援の意味もこめて推したいのが宙のまにまに
まだ1巻しか出ていませんが、12月には2巻が出ます。
何が良いかと聞かれると結構困るのですが、全体的な話のテンポが好き(ホスト部といい、俺はこういうの多いな。理屈じゃなくて感性で評価するのが多いから人に話す時困る)。

主人公の大八木朔(おおやぎ さく)は一人での平穏な時間を好む本好きの少年でしたが、同じマンションに住む一歳年上の明野美星(あけの みほし)に連れ回され続けた。
その後、朔は家の都合で引っ越しを繰り返し、幼少期の悪夢はすっかり過去のものとなっていたが、高校生になった時に幼少期を過ごした街に戻ってみると、そこには昔と全く変わらぬ雰囲気の明野美星がいた。
無邪気な少女がそのまま大きくなった様な美星と、再び彼女に振り回される朔。
そして、朔は美星のいる創部して間もない天文部に入る事に……

そんな話。
ハイテンションでひたすら真っ直ぐな美星と、クールぶってるんだけどツンデレな朔。この二人のやり取りは個人的になかなかツボです。
傍目から見れば「あの二人は付き合ってるんじゃないの?」と思えるほど仲が良さそうで、朔さえ素直になればすぐにでも良い雰囲気になりそうだというのにねー。
ま、ラブコメってのはそれくらいベタな方が面白い(笑)。
創部間もないため天体望遠鏡すらないという天文部なので、これから部活をどういう風に盛り上げていくのかも見物です。


それにしても、俺は本当にアフタヌーンの漫画を多く買っているなー。
単行本を買わずに雑誌を購読した方が良いんじゃないかとも思いますが、週に一話とか月に一話という読み方って余り好きじゃないんですよねー。出来る限りまとめて読みたいので。

宙のまにまに 1 (アフタヌーンKC)

宙のまにまに 1 (アフタヌーンKC)