SkypeでTRPG第二弾はアルシャードガイア

以下の今回予告やハンドアウトはプレイヤーのためにHPの掲示板に書き込んだものですが、問題はこのハンドアウトから実際に生み出されたキャラ達がどうなったかと言うことです。


☆今回予告
ある少年に託された一つのシャード。それは特別な力を持つシャードだった。しかし少年はクエスターとしての力の発現は見られない。
ある者はブルースフィアのため、ある者は純粋な興味のため、そしてある者は己の望みを叶えるため、少年の目覚めを待った。
人々の想いが交錯する中、少年の持つシャードが指し示した道は……

アルシャードガイアSkypeセッション第一回
十六夜


ハンドアウト
■PC①
コネクション:葛城緋彩(かつらぎひいろ)
関係:任務
推奨クラス:指定なし
推奨カバー:高校生(1年)

キミはブルースフィア防衛組織『アイギス』に所属するクエスター。
すでにアイギスの仕事はいくつか受けているが、今回は少々厄介な物の様だ。
「詳しい事は話せないが、葛城緋彩という少年をあらゆる危険から守れ」
キミは真新しい制服に身を包み、葛城緋彩の通う瑞珠(ずいしゅ)学園の門をくぐった。


■PC②
コネクション:春日さつき
関係:友人(もしくは先輩)
推奨クラス:魔術師系が望ましい
推奨カバー:高校生

キミは瑞珠学園の魔法部に所属している。
魔法部。一般の生徒にはオカルト部の様に思われているが、実は実際の魔法使いを養成するクラブである。
最近、キミの友人(仲の良い先輩)である春日さつきは葛城緋彩という人物に目をつけている。
「あんた。適当な理由つけてあの子をうちに勧誘出来ない?」
キミが春日さつきに振り回される日々はまだ続きそうだ。


■PC③
コネクション:星見天(ほしみたかし)
関係:借り
推奨クラス:指定なし
推奨カバー:高校生

キミの父親は強大な力を持つ奈落を封印した英雄として、結構名の知れたクエスターだった。
しかし、奈落を封印する際に自らの力を失ったらしく、キミ自身は父親のクエスターとしての姿を知らない。
キミがクエスターとして目覚めた時、父の代わりにキミを導いてくれたのは、父の友人である星見天だった。



・GMとして想定していたPC①像
組織のエージェントとして、とある人物を護衛するために高校に通う。
俺の趣味を知っている人には、フルメタル・パニック!相良宗介がイメージにある事はお気づきでしょう。
プレイヤーにそのままを望むことはしませんが、最初は「組織の人間と護衛対象」というドライな関係を築きつつ、シナリオ途中で関係が変わっていくというネタを想定していました。
とはいえ、宗介とかなめの様に恋愛方向に流れない様に護衛対象を男にしました。

・完成したPC①
ファイター1レベル ソードマスター2レベル オーヴァーランダー1レベル
出自:異世界生まれ
経験:親友
境遇:探索 理想の追求(世界最強の剣士)
邂逅:借り ユリウス・ナインライブズ
PC間コネクション:PC②恩人
異世界から来た剣豪

世界最高を目指すストイックな剣士だが、関わった人間に恩義を感じているところを見ると義に厚い人物なのでしょう。世界征服を狙うプリンス(ユリウス)に借りがあるのは少々問題ありますが、良いキャラですね。
プレイヤーのTAKUさんは時代劇に明るい人なので、そっちの路線で演出とかするんでしょうかね?
いや、良いキャラなんですが、
全く組織の人間に見えませんよ?
護衛と言うより用心棒です……
しかし、このキャラを組織のエージェントとして潰すのは惜しいので、キャラを生かす方向にシナリオを変えましょう。



・GMとして想定していたPC②像
魔法部という特殊な部活に所属しているものの、仲の良い先輩の無茶に付き合わされる日々のドタバタがメインとなります。
シナリオの後半には色々難しい問題は出てきますが、基本的には「学園生活における日常の象徴」という位置づけですね。

・完成したPC②
フォックステイル3レベル ホワイトメイジ1レベル
出自:天涯孤独
経験:悩み多き人生
境遇:虚実 真実の探索
邂逅:慕情 西園寺恵
人に憧れるお稲荷様

神社の今の在り方とか自分の存在に疑問を感じていた時に、たまたま神社を訪れた西園寺恵に出会い、人間界に来る様になったんですねー。
住居は大豪邸。プレイヤーは山一つが敷地ってのに惹かれて選んだみたいなんで、特別でっかい屋敷を望んだ訳ではないけど、稲荷神社についてネットで調べてみたら京都伏見稲荷大社って神社が見つかった。せっかくだからこれくらい規模の大きな神社って事にしたら面白いかも。
神社の由来とか絡めればシナリオのネタとして使えそう。
それに、神の使いが人に憧れるなんて美味しいシチュエーションじゃないですか。
設定を見るだけで色々とネタがわいてくる良いキャラですね。
良いキャラなんですが
全然日常の象徴じゃありませんよ?
非日常フルスロットル!
しかし、このキャラを日常に押し込めるのは惜しいので、キャラを生かす方向にシナリオを変えましょう。


・GMとして想定していたPC③像
父親はかつてクエスターとして偉業を成し遂げていたが今は力を失っているという前振りは、いずれでっかい事件が起った時に「お前はあの父親の力を受け継ぐものなのだ!」などという理由で謎の力を発揮したりする伏線になります。
細かいことは決めていなかったけど「伝説の〜」とか「選ばれた〜」とか「光の〜」みたいな無駄に壮大さを出すための「ファンタジー的な要素」を詰め込むキャラにする予定でした。
それと、PC①がアイギスに所属していたので、PC③はフォーチュンサービス所属のキャラにして下さいとお願いしました。

・完成したPC③
ガンスリンガー3レベル スカウト1レベル
出自:異世界生まれ
経験:優等生
境遇:継承 力の伝承
邂逅:主人 折田志緒理
裏の世界を生きるエージェント

学校では優等生として振る舞っているが、幼い頃から父親に鍛え上げられ、サバイバル技術から銃の扱いまで叩き込まれているため、高校生ながらも優秀なエージェントとして活躍する。
優等生ってのはちょっと違うけど、なんか皆川亮二さんの漫画っぽいキャラで好きですよ。
皆川漫画風となれば父親にも色々とネタを仕込みたくなります。
シャードを失っているのに何故かやたら強いって事にしても良いですねー。
色々とネタが振りやすい良いキャラですよ。
良いキャラですが、
全然ファンタジーじゃないですよ?
しかも折田志緒理ってアイギスのトップだから……
このキャラPC①じゃないんですか?
でも、変にファンタジーっぽいネタ振りをするより、皆川漫画風の父親を作って絡めた方が面白そうなので、キャラを生かす方向にシナリオを変えましょう。


出来たキャラとハンドアウトがここまで違ったのは珍しい。
当初予定していたシナリオのネタなんて、もう基本路線以外生きてないっス(笑)。