六ツ星きらり攻略終了

今回はネタバレがあるので要注意です。
あれから色々試してみた物の、結局新しいルートは発見出来ず……
ハッピーエンドはもちろんノーメルエンドも全て見たはずなのに新しいルートが開けない……
で、どこかに何かしらの情報は転がっていない物かと再びネットをめぐってみると、SEGAの公式サイト内にある家庭用ソフトを紹介するページで六ツ星きらりの発売情報を発見。そこには何とPS2版オリジナルのCGが数枚紹介されていました。
PS2版六ツ星きらりがこんなちゃんとした形で紹介されているのにはちょっと感動……(笑)
Amazonじゃゲーム内容はおろかパッケージ画像すら紹介されてないんだもの……

六ツ星きらり~ほしふるみやこ~

六ツ星きらり~ほしふるみやこ~

紹介されていたイベントCGは以下の通り。

・満開の桜の下で弁当を食べる天文部員
キャラにより多少の差はあるが、基本的には11月から1月くらいで話が進むので、通常のルートで花見はあり得ない。

・宇宙服っぽい物を着たほくと
本編でそんな服は登場しない。

・薪割りをしている智樹と薪を拾う空
天文部の合宿所はガスも電気も来ている様だし温泉もある。薪割りのシーンなど本編ではあり得ない。

・植木鉢を持つ輝夜
何の植物か不明。本編では植物を育てるなどのイベントはない。

これらのCGが全て入るおまけシナリオとなると誰かのシナリオとかではなく、天文部員全員が集まる全く別の話という事が推測出来る。
それを踏まえて攻略を考えると「全キャラの好感度を上げない」ではなく「全キャラの好感度を上げる」ではないだろうか?
そう考えて、また頭から始めてみました。
選択肢は全て正解を思われる方を選び、サイティングシステムではどちらか一方の偏らない様にし、どうしてもヒロインのどちらかの選択を迫られるシーンではメインヒロインのすばるを優先。
すると、最初の合宿中にほくとと初めて出会うシーンで、スキップしていた文章が停止。つまり文章の未読部分に突入!
わかってみれば簡単な条件ですが、共通ルートが長く長時間のスキップを強いられるゲームで、初めからプレイし直してこの条件に到達するのはなかなか大変だと思います。
何はともあれ、これでついに全クリが出来るはず!と意気込んでプレイを再開。
あ、一応断っておきますか。
以下の文章にはネタバレを含みますので、プレイする予定がある人はご注意下さい。






















さて、最後に用意されたシナリオですが、もうこれはおまけ以外の何物でもないシナリオですね。
元のストーリーは、天文部員が天文台の建設を目指していく物なのですが、最後のシナリオではその基本部分が大幅に変更され、なんと天文部員で宇宙船を直して宇宙に飛び立とうというとんでも話。
いや、天文部の部長はかぐや姫本人だし、かぐや姫は宇宙人でしたって事になっているので多少のとんでも話は慣れっこですが、まさか宇宙船まで話が飛ぶとは思いませんでした。
天文部は天文豆知識も交えて「ちゃんと天文部の活動」として雰囲気が出てましたし、とんでも設定のかぐや姫だって「大胆な独自解釈」として一応ちゃんと形にしていましたが、さすがに宇宙人が乗ってきて1000年眠っていた宇宙船の修理となると一から十までとんでも話です。
天文台の建設であればそれなりの現実味があるので、学生時代の自分の思い出と重なる事もありますが、宇宙船までいっちゃうと現実味がゼロ。
しかも、宇宙船が地球の植物に近い性質を持った生きた宇宙船って話なので、現実の宇宙船のうんちくを交える様な話ではなく完全にファンタジー
コメディとはいえここまで現実離れしてしまうと、ポカーンとしてしまうプレイヤーも多そうですね。
まあ、話を楽しむための頭を「学園ラブコメディ」のノリから「宇宙ラブコメディ」のノリに変えてしまえばOK。すると、多少の「とんでも宇宙アイテム」程度では動じなくなりますから(笑)。
とはいえ、本編に輪をかけてドタバタ話だけが続いてしまうため、このゲームのドタバタっぷりを全面的に楽しめる人じゃないと最後のシナリオは厳しそうですね。
宇宙船まで話が飛ぶのはともかくとして、最後の話を天文部の部員全員で何かを成し遂げる話にするというのは六ツ星きらりのコンセプトとしては正しいと思いますし、ドタバタ無くして六ツ星きらりではないですが、こういう話はギャルゲーの追加シナリオとしてユーザーに望まれているんでしょうかね?
一部キャラに専用立ち絵が追加されてますし、専用の背景もありイベント絵もありで文章量もそれなりですから、「同じ労力で、ギャルゲーにありがちなサブキャラの恋愛イベントとか作れたんじゃないの?」とか思ってしまいます(笑)。
まあ、そういう部分も含めて俺はこの作品が好きなんですけどね。