俺は日野慧でボクっ娘に慣れました

はい。という訳で星見すばるに続いて今度は日野慧ルートをプレイ。
タイトルにあるとおり、慧の一人称は「ぼく」です。
前はそういうギャルゲーのキャラはいまいち好きじゃなかったんですが、何故か慧だけは普通に受け入れる事が出来ました。理由は自分でも不明。
一度慣れてしまうとボクっ娘にはもう何の抵抗もないですね。
今ではTRPGのGMをやる時、NPCに女性キャラが複数いる場合は必ず一人はボクっ娘にする程です。
細かいキャラの演じ分けなど出来ない素人にとって、一人称だけでキャラ立て出来て非常に便利なんですよ。
他にもこの六ツ星きらりをプレイしたがゆえにTRPGのマスタリングが変わった事もありますが、その辺はいずれまとめて書きましょうか。元々、俺にとって六ツ星きらりとTRPGは切っても切り離せない存在ですし。

という訳で日野慧。PS2での追加はイベント絵とシーンが一つだけで、大筋は変更無し。基本的にどのキャラもそんな感じなのかも知れません。
純粋にストーリーとしてみるなら、このゲームの中で一番好きな話ですね。
日野慧という子は何でもそつなくこなせるがゆえに、その場に合わせて自分を作ってしまう事が出来ます。こういう自分を作れてしまうキャラは「意外な一面」が色々と出てくるので好きですね。
ただ、こういうキャラは仮面が壊れると途端に主人公にデレデレになって別キャラとなってしまう危険性をはらんでいるのですが(俺が一番苦手なタイプです)、慧は一度そんな状態になりながらも、最後は本当の自分を取り戻して行くのが良いですね。
しかし、慧が自分を取り戻すための最後の一押しは主人公一人ではなく天文部の仲間達というのも、俺がこのゲームの好きなところですね。中盤の天文台を作る話もそうですが、このゲームはやはり部活を題材にしているという良さがありますからね。
ただ、この慧のルートで一番残念なのは、メインヒロインの星見すばるでしょうか。
星見すばるは良い子ではあるんですが、すばるルートでは主人公とべたべたしているだけのイメージが強く、他のルートだと「未だに主人公を想う元彼女」という少々鬱陶しい存在になりがちです。
しかし慧ルートでは、主人公の事を想いつつも、主人公のためそして大好きな友人である慧のために動くんですよ。
思わず、
「何でこんな良い子を振ったんだよ、東雲智樹ー!」
とか思ってしまいます(笑)。
あ、東雲智樹は主人公の名前です。変更不可。
そういえば、すばると、慧ルートの一時期に限り、私たけぽんには地味な楽しみが味わえます。
それは疑似本名プレイ。
すばるは主人公の事を「智ちゃん」と呼び、慧は一時期だけ「智くん」と呼びます。
俺の本名は字こそ違いますが「とも」という読みですし、かつてサークルの女の子に「ともちゃん」と呼ばれていた事があるので……
「ともちゃん」の方は少々苦い思い出も混じるのでとりあえず置いといて、慧が初めて智樹のことを「智くん」と呼ぶシーンは、俺が言われている訳でもないのに素でこっぱずかしさを味わえました(笑)。
まあ本名と被る今回の場合は特殊としても、基本的にギャルゲーは主人公の名前が決まっている方が好きですね。