蟲師が実写映画化

いや、びっくり……自分の日記の横にある注目キーワードに蟲師が出てたんで何かなーと思って行ってみたら実写映画化って……
主演はオダギリジョーさんで、大友克洋監督ですか。
オダギリジョー……ギンコのイメージと違ーう……
まあ実写映画ですから漫画とのイメージの差異についてくどくど言っても仕方がないですけどね。漫画のイメージにピッタリの人なんてそうそういません。
それに、ハチミツとクローバーに比べたら多少イメージが違ったってねー（笑）。

キャストはともかく、原作の雰囲気を出してくれればそれだけで原作ファンとして見てみる価値はあるんですが、大友監督の作品って苦手なんですよねー。
俺はAKIRAすらも見た事がないので、大友監督の作品について何も知らない等しいのですが、たまたま見た作品がいまいち面白くなかったんですよね。
特に映画のスプリガンは原作のスプリガンファンとしてはちょっと……
そもそも、なんで数あるスプリガンのエピソードからあえて映画に向かないものをピックアップしたのかもわかりませんし、本来別の話で語られるはずの御神苗優の過去を無理矢理ねじ込む事で中途半端な話になっちゃってました。
おかげで、ただのやられ役が御神苗優の教官って事になっちゃってました……
ジャン・ジャックモンドの声が子安武人さんだったのはばっちりだったのに「オレがいなけりゃ１０回は死んでるところだぜ！！」という決め台詞（原作では登場するたびに１０回が１００回にと増えていったりする）も何故か映画では省かれてたりしましたし……演じていた子安さんも「あの台詞ないの？」と思ったと、後に出たプレステのアクションゲーム「スプリガン」に関するインタビューで語っていました。ゲームではちゃーんと決め台詞を言ってくれましたよ。
原作知らずに見れば問題なかったのかも知れませんけどねー。
特に俺は原作物が他のメディアにいく場合、原作の雰囲気を変えられるのが嫌いな人間ですから、出来が良くても原作と違うとダメだったりします。

実写映画という時点で色々な物に諦めはつきますから、あまり期待しないで情報を待ちましょうか。
ただ、出来れば実写映画じゃなくてアニメの続編を見てみたかったんですけどねー。
アニメは本当に原作を大事にしてくれていましたし、すごく出来が良かったのですよ。
かなり遅い時間の深夜アニメだったので見る事は出来ず、ビデオ録画も忘れまくると、放送している時はまともに見る事が出来なかったんですが、ＤＶＤを買ってゆっくり鑑賞してみたらこれがすっごく良かったんですよ。
ＤＶＤは「まあまあ面白かったから」とか「原作が好きだったからとりあえず」という惰性で買ってしまう事が多いですが、蟲師だけは久しぶりに「ＤＶＤで観て良かった！」と思える作品でした。

蟲師 (7) アフタヌーンKC (404)

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