デストロイ・ゼム・オール

ご無沙汰です。書くネタはあったんですが、機会を逃してしまったのでスルーします。
色々やる事があったんです。TRPGの準備とかオトメディウスGとかオトメディウスGとかオトメディウスGとかオトメディウスGとか(笑)
まあ、その甲斐あってオトメディウスGの実績は全て解除する事が出来ました。
「各キャラでゴージャスモードクリア」とか、「プレイ時間573分」なんていうプレイしていれば自然と達成できる実績は良いとして、他のやり込み系がちょっと厄介でした。
実績解除でよくある、高難度のミッションクリアとかオンライン対戦の戦績といった難しいものはなかったんですが、地味に手間がかかる実績がありました。
一番地味なところでは「タッチ573回」。元々オトメディウスはタッチパネル対応の特殊な筐体でプレイするゲームでしたから、キャラクター選択画面などでキャラクターの顔や胸をタッチすると反応があるというおまけ要素がありました。
キャラを使い込んで好感度が上がると台詞が変化するとはいえ、タッチする事そのものには何の意味もないため、一通り台詞が聞けたらあとはどーでも良い要素です。それが実績で573回タッチって……。コナミの語呂合わせで573ってのはわかるけど、意味がわからん実績です。ちなみに、タッチ回数だけで5回、57回、573回と三つも実績が……。
で、一番厄介だったのが「イラストカード・ウェポンカードをコンプリート」という実績。
これは、オリジナルモードをプレイしているともらえるイラストカードとウェポンカードを、1キャラ分全て集めるというもの。
ウェポンカードはレベルの高い武器はカードの出現率が低いものの、ゴージャスモードをクリアしてもらえるポイントを消費してショップでも購入できるので大した問題ではありません。問題だったのはイラストカードの方です。
カードはウェポンカードとイラストカードと奇跡賞与の3種類。奇跡賞与は経験値1000ポイントもらえるだけの外れカードです。
問題なのは、手に入れたカードはそれ以降出なくなるのではなく、どうやら奇跡賞与に入れ替わる仕様になっているということ。
未入手のイラストカード(全50枚)が多いときは順調に出てくれるんですが、残り数枚になってからは出るカード出るカード奇跡賞与ばかり……。純粋に確率に勝って引き当てるしかないため、いつになったら揃うかわからないのが辛い。
カードがもらえるのはプレイ内容に関わらず必ず1枚なので、ゲームスタートしてすぐゲームオーバーという作業を数十回繰り返してようやく実績解除にこぎつけましたよ。


さて、それでは肝心のゲーム内容について。
オトメディウスははグラディウスシリーズをベースにしているものの、アーケード版の移植であるオリジナルモードはかなりプレイ感覚が違いますね。
フォースフィールドが最初から装備されていて(パワーアップでの張り直しは出来ず、ステージクリアでのダメージ回復のみ。バリアというよりは、いわゆるライフ性のゲームといった感覚)、さらにボムに相当するバーストもある。おまけにウェポンカードを入手するとレーザーなどの武器をレベル2やレベル3に強化できることもあって(時間制限あり)パワーアップカプセルがゴロゴロ出る。プレイヤーに有利な要素が増えた分、当然のように敵の攻撃も激しく、他のグラディウス系に比べるとかなり派手な印象があります。
1プレイで最大3ステージまでしかプレイする事が出来ず、ステージの攻略順序もない。繰り返しプレイする事が前提の成長要素。インターネットを経由した対戦モードもあり。
グラディウスをベースにしながらも、横シューの王道からは大きく外れた「最近のゲーム」って印象ですね。
正直、しばらくはオリジナルモードのゲーム性に慣れる事ができませんでした。慣れてくると独自の面白さは発見できるのですが、初代グラディウスから知っている人間としては「グラディウスと言えばこんな感じ」という固定観念があるもので。
360版で追加になったゴージャスモードは、キャラクターやステージマップこそオリジナルモードと同じですが、ゲームシステムがグラディウスシリーズの王道のものに変更され、オトメディウスの売りだったはずのバーストもなくなっています。
ステージ構成も全6ステージを順に進んで行って、ラスボスを倒すと2周目に突入というお約束のもの。オリジナルモードは現段階で4ステージしかないので(追加ステージを実装する予定日はあるみたいですが、アーケード版でも未実装)、ゴージャスモードにはオリジナルステージが追加になっています(ひとつは初代グラディウスのステージ1がベースになっている)。
グラディウスの基本に忠実ではありますが、やられてもその場復活できるので、クリアを目指すだけならコンティニューしまくりでも何とかなる優しい仕様です。
やられたときにつけていたオプションは復活した後で回収できますし、復活する時は必ずパワーアップカプセルを1個取っている状態で始まるという救済措置もあります。パワーアップを失って地味に辛いのがスピードの低下ですが、この救済措置のおかげで復活後即座にスピードを1段階上げられるので助かります。

オトメディウス本来のゲーム性はオリジナルモードなんでしょうが、グラディウスの基本に則ったゴージャスモードを追加してくれたことはかなりよかったのではないかと。


オトメディウスが他のグラディウス系と一線を画するのは、ゲーム性よりもキャラクターにあると思います。
パロディウスのように、硬派な路線を外れてネタに走ったことはありましたが、ここまであからさまに女性キャラを前面に押し出してきたのは「時代の流れ」としか……。
とはいえ、俺は個人的に吉崎観音さんの絵は昔から好きだったので、特に抵抗なく受け入れられましたけど。
それに、ただ単に「戦闘機の代わりに可愛い女の子を用意してみました」というだけでなく、コナミの過去の作品にちなんだキャラクターにしているのが嬉しい。
グラディウス」のビックバイパーをモチーフとした空羽亜乃亜。「沙羅曼蛇」の2P側だったロードブリティッシュをモチーフとしたエリュー・トロン。「がんばれゴエモン」のゴエモンをモチーフとしたエモン・5(唯一の男性キャラ)。「ツインビー」のマドカをモチーフとしたマドカ(ツインビーのとは別人)。「XEXEX」のフリントロックをモチーフとしたジオール・トゥイー。「グラディウス」のビッグコアをモチーフとしたティタ・ニューム。

キャラごとの性能差は、初期装備と実装できる武器の種類。パワーアップメーターの順番。あと、オプションとドラマチックバーストの性質。

空羽亜乃亜はまんまビックバイパーなので馴染みやすいが、ドラマチックバーストが使いにくい。
指定した敵(最大8体)をロックオンしてレーザーを撃ち込んでくれるんですが、アーケードと違ってタッチパネルではないため短時間で的確にロックオンする事が難しい。
専用スティックとソフトがセットになった2万円以上する物を買えばタッチパネル対応らしいけど、そんなものは買ってられません(笑)。

エリュー・トロンはモチーフがモチーフなので亜乃亜同様スタンダードですが、ドラマチックバーストがこれまたタッチパネルじゃないと素早い指定が出来ずに性能を活かしきれません。敵をロックするわけじゃなくポイントを指定するので慣れればまだ何とかなりそうですけど。

エモン・5はオプションが上下に固定されるタイプなので、常に広い範囲を攻撃できる反面、攻撃を一点に集中できないので殲滅速度に難が出る場面がある。さらにドラマチックバーストが使いにくいのも難。自機の前方に強力なレーザーを放出するのですが、撃っている間は動きが鈍くなるのが辛い。さらに、レザーは障害物に当るとそこで消えてしまうので、マップによっては完全に無力化されます。コアを狙わないとダメージが与えられないボスに対しても、当り判定はあるがやられ判定がない箇所に阻まれてコアまでレーザーが届かないことも……。

マドカはオプションが自動的に近くの敵のいる方向に弾を打ち出す特性があるので雑魚戦で重宝する場面も多いが、自分でコントロールできないためイマイチ信頼性にかける場面も……。
ドラマチックバーストはゲインビーというツインビーのばったものっぽいのを召還して、指定した敵を攻撃するのですが、広範囲に攻撃してくれないので稼ぎには不向きなので使い方が難しい。
マドカはミサイルを装備した時に「対地装備も重要だよね」と喋ります。マドカの初期装備であるミサイルは自機の前方に撃ち出すロケットパンチ「対地攻撃になってないんですが!」と、どーでも良いことが気になって仕方がないです(笑)。

ジオール・トゥイーのオプションは基本的に自機についてくるタイプだが、ショットボタン押しっぱなしでフォーメーションを固定できるので、慣れると色々使い出がありそう。
まあ、このキャラは使い勝手云々よりも、XEXEXをネタにしてくれたということが非常に嬉しかったですね。撃ちながら上下移動すると綺麗な残像の残るシャドウレーザーがすごく懐かしい。触手で敵を貫いたり、独自に動いて敵を触手で攻撃してくれたフリントは武器としては存在せず、ドラマチックバーストでのみ登場というのは少々残念でしたけど(武器として出したら強すぎると思うが)。
しかも、XEXEXをネタにしているのは自機だけでなく、あるステージでは古代の映像としてイレーネ姫が現れ「わたくしの星を助けて」と、XEXEXと同じく島本須美さんのボイスが入るのが嬉しい。「中吉」とかおみくじも出ないかなーとか思っちゃいました(笑)。

ティタ・ニュームのオプションはエモンと同様の固定タイプでありながら、弾の発射角度を調整できるのでかなり使い勝手がよいです。発射角度を広げれば上下の敵にも簡単に対処が出来、角度を狭めれば一点集中も可能。このオプションに慣れちゃうと他のが使いにくくてしかたがありません。
俺は実績解除のカード集めをこのキャラでやってしまったため、各ステージの攻略法とかが完全にこのオプションありきで考えてしまい、今になって大変苦労しております。ティタだと普通に出来た事が他のキャラだと全然できないんです……。
さらに困った事に、ドラマティックバーストの使い勝手も良いんですよねー。指定したポイントに画面の上から下まで届くレーザーの柱を設置するんですが、出現している時間が長く攻撃力があるのでボスに対する切り札として有効。オプションを装備している状態だと柱を最大5本設置できるので、広範囲をカバーすることで多数の雑魚を巻き込んで稼ぐ場面でも有効。


今後はティタ以外の装備を集めていくか、それともティタを使い込んでゲームの難易度を上げたりネット対戦に挑戦したりしてみようか……。
なんにせよ、このゲームとはそれなりに長い付き合いは出来そうですね。

オトメディウス ゴージャス! - Xbox360

オトメディウス ゴージャス! - Xbox360