春の - たけぽん　日々の由無し事

春から始まったアニメは面白そうな物がそこそこある反面、「絶対見なきゃ！」と思えるのはマクロスFだけですねー。
まあ、原作を全巻揃えたりといったことをやらずにすむので、ある意味助かりますが（笑）。
マクロスFはまずOPにやられましたねー。久しぶりに坂本真綾さんが菅野よう子さんの作曲の歌を歌いましたが、初めて聴いたときは鳥肌が立ちました。やっぱり坂本真綾さんには菅野よう子さんの曲がいいですね。この曲を切っ掛けに、また菅野さんプロデュースでアルバム出してくれないかなー。
肝心の本編ですが、そこかしこに過去の作品を意識した演出があるのは嬉しい。過去のマクロスでやっていたようなシーンをあえて真似てみたり、初代で出てきたのと同じ名前の店があったり、カーステレオから突撃ラブハートが流れてきたり。
今までのマクロスは同一の世界観ながらも作品ごとに全く違う切り口で作られてきましたが、マクロスFはあえて初代を意識している雰囲気がありますね。
パイロットとしての技術はあるが軍人ではない主人公が戦争に巻き込まれていく。主人公を取り巻く三角関係（に発展するっぽい雰囲気）。三角関係の一角には人気歌手。
ただ、そう言った過去の作品を意識した演出の数々が、あくまで過去作品を知る者へのファンサービス的な物であって、「焼き直し」という雰囲気は全く出ていないのがいいですね。
マクロス2は続編と言うことに囚われすぎて初代の焼き直しという雰囲気がぬぐいきれない作品でしたが、マクロス2はすでに公式的にパラレル扱いになっているので除外します。
2のノリのまま続編が作られ続けたらガンダムと同じ様な感じになってしまっていたでしょうから、マクロス7とマクロスプラスで仕切直してくれて本当に良かったですね。

マクロスFは始まったばかりなので、ストーリーに関する評価はとりあえず保留します。ただ、クオリティが半端ないのでそれだけで見る価値がある状態です。
特に戦闘シーンは最高です。このクオリティの物を毎週見られるというのは、戦闘シーンをフルCGにしたおかげでしょうね。CGだと一度良い物を作れば、良い意味で使い回しが出来ますからね。手描きで毎週このクオリティなんて絶対無理ですよ。

坂本真綾さんの歌うOP。過去作を意識した演出の数々。戦闘シーン。見所は色々ありましたが、一番印象に残ったのはこのCM。