一気に進みましたよ

ハンターランク(以後HR)の上昇のためには集会所クエストをこなしていかなければいけませんが、序盤以外は他の人の協力が必須になってきます。
HRアップの最後の難関である緊急クエストが特に厳しい。
HR3までなら人さえ揃えばいつもの狩りの気分でいけますが、HR4以降は特殊な敵の討伐になる事もあるためいつもの調子ではいけません。
おまけに討伐にかかる時間が普通の狩りの倍以上となる場合もあるため、野良のパーティでは手伝いを頼むのも頼みにくい状態です。そのためHR3で停滞していました。
しかし、たまたまHR4になるためのキークエスト(これをクリアしておかないと緊急クエストが出ないという必須の物)を潰すのを手伝って欲しいと人を集めていた人がいたので、手伝いに便乗して俺の緊急クエのお手伝いもお願いしました。
緊急クエストの相手はシェンガオレン
「砦を目指して責めてくる巨大な敵を攻撃する」
という壮大で熱い設定なのに、実際にやる事は
「道なりに進む敵をひたすら殴る」
という作業……。
攻撃しようとして何も考えずに足下に潜り込むと、敵が歩くたびに起る地震と風圧で動きが封じられ、挙げ句に蹴られて死んでしまいます。
動きは単純なので上手く立ち回れば問題ないのですが、事故って死ぬのは嫌なので武器を弓に持ち替えて挑戦。
エリア1、エリア2と順調に攻撃を仕掛け、続くエリア3でも頑張って攻撃を仕掛けていたのですが、経験者の方から
「エリア3とエリア4は攻撃しなくても倒せますよ。むしろ攻撃すると途中で倒れたりする分時間がかかります」
と忠告が。
ラオシャンロンと一緒でエリア5まで進まないと倒せない仕様なんですねー。
でも、撃退ならともかく討伐を目指すのにダメージが足りるのかな?と疑問もに思いましたが、経験者が言うのであれば確かなのだろうと、攻撃を取りやめてエリア5で待ちかまえる。
残り時間が10分を切り、もうすぐ残り5分になろうかという時になって敵がエリア5に到着。
砦防衛用の装置に頼るどころか、敵が砦に近寄る前に討伐成功。
そして今度は俺の緊急クエスト。同じ内容のクエストでも、緊急クエストだけは自分でクエストを受けないとクリアした事になりません。
一人抜けて火力がダウンしましたが、それでもエリア3と4では攻撃しないでも行けるという話なので、それを信じてエリア2を過ぎたら後はひたすら待ち。
敵が到着したのは残り10分を切りもうすぐ残り5分になろうかという時……
って、攻撃しなくても到着時間変わらなくないです?
まあ、前回はエリア4はスルーしましたし、全員が攻撃していた訳ではないので余り変わらなかったのかも知れませんけどね。
余り変わらないなら攻撃していた方が暇じゃなくて良かったですねー(笑)。
まあ、何はともあれ一斉攻撃開始。

あれ?さっきと違って全然倒れる気配見せませんよ?
砦に取り付かれましたよ?
これなら防衛装置を使った方が良かったんじゃ?
って、時間切れですよ!?

まあ、このクエストは討伐出来なくても時間切れまでに一定以上のダメージを与えていれば撃退って事でクリアにはなりますので良いですけどね。
結論としては、エリア3と4を何もしないでも討伐出来るのは、高威力の武器を持っている人が4人集まった時に限りって事ですね。
同じようなランクの人だけで普通に挑む場合は普通にプレイしましょう。
ってか、どうせボーっと待つくらいなら攻撃していた方が気晴らしになりますし(笑)。

とりあえずHR4になる事が出来ました。
HR4になれば集会所の上位クエスト(基本的には下位と変わらないが、敵が全般的に強くなるなど難易度が上昇している。「二周目」みたいな存在で、オフライン専用の村長クエストには上位が存在しない)に挑戦出来るのですが、上位クエに挑んでいる人は相当やり込んでいる人が多いので、下位装備の俺がひょっこり参加するのは気が引けます。
上位装備の情報を調べてみると、ガンランスがメイン武器の俺がまず狙うべきはガードと防御に優れたザザミ系と判明。
でも、ロビーで「ダイミョウザザミを倒したいのでお手伝いお願いしますー」って人集めるのもなんですね。
まあ、ダイミョウザザミなら今の装備でも上手くすればソロ出来るんじゃ?
と言う訳でダイミョウザザミ2匹を狩るクエストにソロで挑む。
ザザミ系はとにかく張り付いて来るので、一度つかまると逃げにくい反面、ガードを固められるランスだとガチの近距離で耐え続ける事は意外と容易。
多少時間はかかりますが、敵が攻撃した後という反撃確定の時にだけ攻撃するという戦法で進めていく。
少し慣れるだけで「この攻撃の後には一回だけ反撃出来る」とか「その攻撃の後はきっちり方向を修正すれば二回攻撃出来る」とか「この隙には竜撃砲も撃ち込める」というパターンが見えてきます。
一部の攻撃はガードをしても体力を削られますが、無理と凡ミスをしなければ特に問題もなく行けそうです。
初めての上位クエスト挑戦だというのに
「ソ〜ロ狩りでっしょでっしょ♪」
と、歌でも歌いながらにプレイ出来そうな余裕ですよ。





ズモモモモ……





あ……向こうにもう一匹沸いた……



ズザザザザッ!!
カキンッ!(ガード)
シャキーン!シャキーン!
カキンッ!カキンッ!(ガード)
シャキシャキーン!
カキカキンッ!(ガード)


あ……スタミナ切れた……


シャキーン!ブシュー!
「うわー……」


死にました……二体同時じゃ動く事すら出来ません……


その後は凡ミスからもう一度死んでしまいましたが何とかクエストクリア。手に入れた素材で胴の防具を新調。
いきなり二匹はきつかったですねー。
でも、あの調子なら一匹討伐なら問題なく行けそう。
と言う訳で一匹倒せば良いクエストを開始。パターンは見切ったし防御力も上がったから、一匹相手に負ける要素がありません!


シャキーン!
カキンッ!ザシュザシュ!(ガードから反撃)
ダイミョウザザミの攻撃は既に見切りましたよ!

ズザザザザッ!!
この攻撃はガードしてしまえば反撃確定!


ちょこちょこちょこ……
サク………

雑魚が……雑魚の蟹がガード出来ない後ろから攻撃をー!!

ズザー!
「うわー!」
ガードが解けた所におっきな蟹さんの突進がクリーンヒット……

起きあがると同時に再びガード。

サク………
背後から小さい蟹。

シャキーン!
その隙をついて正面からでっかい蟹。

「うわー!」

でっかいの二匹よりタチがわりーよ!!


まあ、そんな苦労も乗り越えてザザミS装備が完成。
でも、まだ上位に入り込む勇気がなかったので下位クエストをウロウロ。
すると下位のラオシャンロンを繰り返している部屋を発見。
ラオの素材はまだ手に入れていないので参加させてもらう事に。
せっかくのザザミ装備は倉庫にしまい、弓とプライベート装備(メイドなどの特殊生産装備の一つ。「眼鏡だから!」と趣味で作った物。弓を作ったのもこの格好でプレイしたかったためである)に着替えてラオシャンロン戦へ。
おかげでラオの素材を手に入れ、龍弓【国崩】という龍属性の弓を作る事が出来ました。
見た目が日本の弓みたいで、弓を準備したり矢を放った時に出す音が独特で気持ちいい。
これは本格的にガンナー系の防具を作ってみようかなと思い、ガンナー系の上位装備を調べてみる。
弓を使う時にあると便利なスキルは「連射」とか「装弾数アップ」といった攻撃面の強化、弓を引いている時のスタミナ減少を抑える「ランナー」。後はガンナーに限らずあれば便利なスキルである「高級耳栓」。
耳栓や連射などはスキルがついている防具が限られている上に、同じ効果を持つ装飾品は生産素材の確保が難しい。
今狙える素材で、なおかつ「ランナー」のスキルが狙える物と言えば……
ガンナー系ザザミ装備。
再びザザミ狩りの時間がやってまいりました。
ただ、ちょっと一工夫して頭だけをハンター用のザザミUにして単純な防御力と防御スキルを確保。
他をザザミSで揃えた上で装飾品でスキルを上乗せ。
ランナーだけでなく、防御+40まで確保する事に成功。
それなりに強化していたプライベート装備と比較しても、70近い防御力のアップに成功。
「しばらくこの装備で乗り切れるんじゃね?」
と気が大きくなったので、思い切って上位クエストをやっている部屋にお邪魔してみる。
入った部屋は特に目的もなくまったりしている部屋だったので、HR5になるためのキークエスト消化を手伝ってもらう事が出来ました。
でも、肝心の緊急クエストは無駄に時間のかかるラオシャンロンだったのでその日は諦めて落ちる。

後日、まったり遊べそうな部屋を探していると
nonbiri(のんびり)
とコメントが書かれているのがあったのでお邪魔してみる。

「こんばんはー。参加して良いですか?」
「どうぞどうぞ」
「渡りに船ですよ!歓迎です!!」

なんでしょう?この歓迎ぶりは?

「今、テオをやっているのですが連敗中です……」

テオ……テオ・テスカトル……古龍です……
全然『のんびり』してねーですよ!!

動きが速い敵なので、ガンランスではなく弓で距離を取って戦うやり方で行ってみる事にする。
ダメージを受けてしまった時のために、アイルーキッチンでは防御力と体力が上がる食事を食べ、いざ戦場へ!
遠距離から毒ビンや麻痺ビンを使った弓攻撃で状態異常を狙うと、他の人の状態異常攻撃と相まって結構良い効果を上げる。
調子に乗ってガンガン攻撃していると、くるっと振り向いてこっちに突進……。
一撃で8割近い体力が……。
猫飯がなければ即死だった。
アイルーキッチンの偉大さを改めて感じましたよ。

何だかんだで意外にあっさりテオ・テスカトルの討伐に成功。
なんか、後から入って美味しい所を持って行ってしまった感じです(笑)。

その後、ラオに行くという話になったので、自分がクエを受けて緊急クエストを終わらせてもらう事にする。
ま、上位といえどもラオですから、装備が充実している手慣れた人が集まれば敵ではないです。
無事にHR5になる事が出来ました。
なんか、ここしばらく部屋の巡り合わせが良いですねー。
短期間で、しかも人を募集して手伝ってもらった訳でもないのに、こんなにあっさりとランクアップ出来るとは思いませんでしたよ。
そして、次に挑むはグラビモス亜種。
ガード重視の装備を作るならグラビ系の素材は重要です。
希望した訳でもないのにイイの入れてくれたなーと、ほくほくとクエに参加。
でもグラビの攻撃直撃は恐いので、相変わらず弓で遠距離からちくちくと攻撃。
しかし、ちょっとした操作ミスでグラビの吐くレーザーの様な炎を直撃……。
猫飯があっても即死だった……。
まあ、その後は俺より装備が充実している人達があっさり即死級のダメージを受けて死んでいましたから、猫飯ごときでどうなる物ではないのだと痛感。結局クエストは失敗に終わりました。
そして、その日の締めに楽なクエストをやって気分良く終わらせようという話になりました。
「楽と言えばクック?」「下位のキリンはどうです?」なんて話が出る中、結局ガノトトス亜種に行く事になりました。
ガノトトス亜種は結構攻撃力が高いですし、接近戦をするには攻撃パターンが厄介で、「楽な敵」と言った感じではないのですが、俺よりも装備の充実した人達なら楽勝なのでしょうね。
こちらは弓で行けば死ぬ事はないし、ヒレが欲しかった所だからちょうど良いです。

で、ラストを飾る狩りは……

ガノトトスの体当たりを受けて気持ちの良い散り様で倒れていく剣士達……当然クエスト失敗……。
いや、確かに気持ちよく終わりましたが、何か意味合いが違いませんか?(笑)
まあ、ガノトトスはやっぱり油断ならない敵だったという訳です。