徒党に誘われません……

やる気減少に原因となっていた断片集めですが、このままではいかんと思って
「楮 断片集め希望です」
と、検索の補足文に書き込んで勧誘希望を出してみました。
ただ待つのはもったいないので、生産やら採集はしていましたが、いつでも出られる様にフル装備で待機(装備やアイテムに重量があるゲームなので、生産や採集の効率を上げるためには装備品を外すのが普通です)。
あー。ちなみに、楮(こうぞ)です。
余り馴染みの無い字なので椿(つばき)と誤認しやすい。
PS2版を古いテレビでプレイしていたりすると、楮と椿は見分けが付きません。俺がまさにそんな環境なので(笑)。
さて、そんな感じで断片集めに行く気満々で勧誘待ちをしていたのですが、全然誘われる気配は無し……
薬師だと勧誘希望を出していなくてもトライアルダンジョンとかに誘われる事があるというのに、「断片集め希望」と書き込んだ途端に一切誘いが来なくなるとは……
何度か検索もかけてみましたが、楮の断片集めで希望を出している人は少なく、徒党を組には少々厳しい状況でした。
楮の断片が必要になるのは仕官してちょっと経ったばかりのキャラですから、仕官日数による枚数軽減がほとんど適応されていない人が大半です。
そのため、7人のフル徒党で断片集めに行くと、一つの種類だけで最悪70枚手に入れなければ全員の分が確保出来ません。
そのため古くからプレイしている人は、レベルの高い知り合いや、別アカウントで育っている自分の強いキャラに手伝ってもらって、自分の分だけ確保しているんじゃないでしょうかね?
雁などのより上級の断片であれば、人気の狩場で出る事もあるので、断片集めだけを目的とした徒党を組む必要もないらしいのですが、楮の関しては断片目的に行く場所の他は合戦しかないので入手場所が限られています。
古くからやっている人はそれで良いかも知れませんが、新規参入者のことを考えたら、楮の断片に関してはもう少し簡単な入手方法を提示しても良いのではないでしょうか?
せっかく破天の章で新参者エリアである隠れ里を追加して、新規参入者に優しいゲームになったというのに、断片集めでつまってしまってはどうしようもない気がします。
まあ最悪の場合は、街中で「楮の断片集めに行きたいんですが手伝って貰えませんか?」と大声で叫んでみるしかないですね。楮の断片を出す敵は、強いお侍さんの一人でも来てくれれば倒せる敵ですからね。

そんな感じで、結局昨日は3時間近く誘われないままでしたが、友人の榊さんが数日ぶりに風邪から復帰し、諸事情で戦線を離脱していた不破さんも戻ってきたので、仲間内で徒党を組んで断片集めに行く事になりました。
薬師のアトリ、侍の榊さん、忍者の吉音さんと不破さん、三日月さんが侍と傾奇者の2キャラと、万全とはいかないまでもそこそこの敵となら戦える徒党となりました。
目指した場所は昇仙峡。まずは小手調べに入り口付近にいるネズミを狩る。楽な相手ではあるのですが、断片を落とす割合が低いのが難点。
「もう少し強い敵もいけそうだね」と言う訳で少し強めのカエルにチャレンジ。
意外に攻撃力があったので気を抜くと盾役の榊さんの生命力がもりもり減っていきますが、それでも安定して狩りを続けられるレベル。
「これならもう少し強い敵でもいけるよ」と調子に乗ってもう少し強い蛇へ。
「蛇のくせに結界張るぞ!」
「結界破り!」
不破さんの結界破りが蛇に……




スカッ……
かすりもしない……
さすがに敵とのレベルが10も離れていると厳しいです。
レベルの低い不破さんにとってもう一つの、そして一番の不安は敵の攻撃を受ける事。
でも、人を守護する事を何よりの目標としている榊さんがいます!
そんな安心もあってか、強気で更に強い敵へ。鬼っ子です。
さすがに鬼という名が付いているだけあって、攻撃力も高く色々な技を駆使してきます。
でも、そんな攻撃は榊さんが……



ゴスッ!!
650ダメージ!
不破さん死亡……

さすが榊さん……最悪のタイミングで守護が抜けます……
いつもネタをありがとう(笑)。


あ、でもうちのアトリが採集実装のまま戦闘に入ってしまうと言う最悪のポカをやってしまった時、榊さんの守護侍としての意地を見ました。
アトリは旗頭だったため、戦闘を離脱して実装を変えるという手が取れません(旗頭が死亡や離脱してしまうと戦闘が維持出来なくなる)。
ある程度余裕を持って戦える敵ではありましたが、度重なる攻撃と毒などによる継続ダメージを受ければ、いくら生命力に富む侍といえども薬師の回復なしに耐えきれる物ではありません。
それでも何とか耐え凌ぎ、敵の数は随分減っていきました。
「ここまで敵が減ったのであれば、万が一不破さんに敵の攻撃が行っても死ぬ事はないのでは?」
と思える状況にはなったのですが、それでも防御に転じたりすることなく、一所懸命で敵のタゲを引き続ける榊さん……
残念ながら、敵全滅まであと一歩というところで榊さんは倒れてしまいました。
信Onのサービス開始から引退まで、そして破天の章で復帰してから今まで、色々な侍さんと徒党を組んだ事がありますが、ここまで自分の命を省みずに人を守る事を至上としている人はなかなかいません。
まして、今回の場合は他人のミスにより生じた窮地です。
きっと榊さんは、知り合いと組んだ時だけではなく、野良で組んだ通りすがりの徒党でもこういう事をやれる人なんでしょうね。
榊さんの考え、そしてそれを実践する姿勢は素晴らしいです!




でも、きっとまた肝心なところで守護抜けするんだよ(笑)。


そんなこんなで、順調とは言わないまで充実した狩りを終え小田原に戻りました。
榊さんスクリーンショットを撮りたいという理由だけでPC版の信Onを買ったと言うので、せっかくですからアトリの浴衣姿を撮影してもらう事にしました。
しかし、榊さんの屋敷はまだ物が少ないためイマイチ背景が寂しい。
「適当に良さそうな屋敷にお邪魔したら」と言う意見もありましたが「さすがにそれはちょっとねー……」と榊さんは気が引けている様子。
そこに知り合いのケインさんがとある住所を提示。
自分の屋敷を使って良いよと言う事でしたので、お邪魔する事にしました。
ケインさんの屋敷には、敵からの戦利品とおぼしき置物やら、高そうな家具などが色々ありました。
屋敷って普通にプレイしていると楽市楽座とかで使う以外に使用目的はないので、家具とかを積極的に揃えようという気にはならないのですが、いざこうして物に溢れる屋敷を見ると、自分もこだわった屋敷作りをしたいなと思いますね。
しかし、家に上がり込むとまずは家捜ししてしまうのはドラクエなどのRPGに馴染んだゲーマーのサガ……
すると、キャラが突然死ぬは、飛び跳ねるは、でっかくなるは、ちっこくなるはと大騒動。
屋敷の小物にこんな地味だけど楽しい仕掛けを施しているコーエーに乾杯。
おかげで、ちょっとした写真撮影のつもりが、小一時間遊びほうけてしまいました(笑)。