隠れ里卒業まで後少し

昨日、残っているクエストを全部終わらせてしまおうと、昼過ぎから知り合いで徒党を組んでいました。
エストに必要なアイテムを揃えるために狩りを続けていると、知り合いが一人増え二人増え、気が付けば7人のフル徒党となっていました。
全員がクエストの必要なアイテムを揃えられたので、そのまま隠れ里最後のクエストに挑戦。
この時には、僧の武本弥勒も薬師のアトリエストに必要なアイテムは揃っていたのですが、一応メインキャラである僧の方で参加しました。
最初に挑んだ青龍は途中で死者を出す激戦ではあった物の、鍛冶屋の挑発による青龍のターゲット固定や忍者の痺れ斬りによる青龍の行動不能が上手く行き、比較的安定して勝利する。
続く玄武は、玄武は味方が一人でもやられると高確率で蘇生を使ってくると言う特性がむしろこちらの有利に働き楽々勝利を収める。
白虎は攻撃力の高さが脅威で、途中かなり苦しい場面もありましたが、回復が二人いた事もあって死者を出さずに勝利。
最後は朱雀。経験者の話では準備動作無しの全体攻撃術を持ち、一番苦戦するはずとの事。
しかし、いざ戦ってみると例の全体攻撃術を一度しか使ってくることなく、その攻撃を食らっても回復役が二人だとすぐに立て直しができたので、苦労らしい苦労もなく朱雀を撃破。もちろん、全体攻撃がとんでこなかった事には忍者の痺れ斬りに寄るところが大きいですから、忍者無しでは厳しかったかも知れませんね。

そんなこんなで隠れ里でのクエストは全て終了。
生産クエストも全て終わらせているので、もうこの里でやる事は何もありません。
今回初めて信長を始めたいずは喜び勇んで北条に仕官し、小田原の町を、そして広々とした外の世界を満喫していたようですが、かつて信Onをプレイしていた俺にとっては小田原も外の世界も見慣れた場所です。
もちろん、長い間滞在した小田原は信Onにおける俺の故郷みたいな場所ですから、懐かしい地に早く踏み入れたいという気持ちはあります。
しかし、たった一週間ちょっとの滞在ながらもこの隠れ里もまた第二の故郷と言えるくらい馴染んだ土地。
ましてや一度出てしまえばそのキャラでは二度と戻ってこられないのです。
なんかもったいない気がしたので昨日の段階での仕官はやめておきました。

その日の内の仕官を取りやめ、倉庫の整理をしている時、俺の横で最近知り合った侍が鎮守の洞でのクエストに挑もうと、近くの人と話している場面に出くわしました。
信長を始めたばかりの人らしく、この間徒党を組んだ時は侍の最も重要な技能の一つである「守護」(攻撃された仲間を一定確率でかばう)の重要性に全く気付いていませんでしたし鎮守の洞でのクエストに行きたいのに検索の補足文が
「不審な新参者クエストに行きたいです」
と、最初期のクエストの時に書いたであろう文章のままだったりと、このゲームの戦術はもちろんゲームシステムにも不慣れな様子でした。
俺は昔プレイしていたために、このゲームに関する最低限の知識はありますし、隠れ里でも色々案内してくれる知り合いがいたので、何事もなくスムーズに事が運べましたが、こういう人は自分の力だけで色々な事を一から学んでいるんでしょうね。
そういう一から学ぶ人にとって、キャラクターの成長が早い隠れ里という場所は、良いようで悪い場所なのかも知れませんね。
普通にプレイしていれば、徒党にとって侍の守護がどれほど重要な物なのかは徐々にわかっていく機会を与えられる物なのですが、隠れ里は成長が早いために一つ一つの技能の重要性に気付かない内に新しい技能を覚えてしまいますし、徒党を組まなければいけなくなる時はそれぞれの職業の役割をきっちりこなせないと厳しい場所に放り込まれてしまいます。
その人がこれから挑もうとしている鎮守の洞と言うが書はまさにそう言う場所です。
その人とはアトリの方でしか面識がなかったので、とりあえずキャラクターをチェンジ。
「人手が足りないようであればお手伝いしますよ」とメッセージを送ってみると「ぜひ」と返事が返ってきたので早速準備を整えてお手伝いに赴く。
別に「先輩として導いてあげなければ」なんて使命感に駆られた訳ではありません。
もちろん、手助けできることや助言出来る事があればするつもりでしたが、単純にこういう新鮮な気持ちでプレイしている人が好きなだけです。
俺は、目標が見えてしまってやる事がはっきりしてしまうと、どんなにゲームとして面白くても飽きてしまいます。
前に信長を30レベルで引退してしまったのも、この世界でやるべき事が大体見えてしまい、どんな場所に行っても新しい発見はなく、その場所で一番効率の良い狩場で攻略法が確立した作業を繰り返すのみ。そうなってしまうと俺にとってそのゲームは何も得る物がなくなります。
そんなこんなでお手伝いとして参加した鎮守の洞ですが、何と意外な事に徒党に参加していた人で、鎮守の洞にある程度慣れている人は俺ともう一人だけ。
さらにはこのゲームその物になれていないと思われる初心者も、俺の知り合いだけではありませんでした。
鎮守の洞には何度か来た事がありましたが、ここまで初心者が多い徒党も珍しいです。
一応新規参入者への救済のための隠れ里ではありますが、そこにいるかなりの数は既に信Onをやり込んでいる人の新キャラで、ゲームその物には相当慣れている人が多いです。
ですから、ここまで純粋な初心者徒党というのはなかなか経験出来る物ではありません。
初心者が多い故に、クエストをこなす効率は決して良いとは言えませんでしたが(もう少し経験者として上手い助言をしていれば効率よくできた部分もあるので、その辺はちょっと後悔が残ります)、貴重な体験をさせてもらいました。

さて、名残惜しい隠れ里ですが、このままこもっている訳にも行きません。
アトリに薬師では採れない素材を渡したら、武本弥勒は北条に仕官しようと思います。
ただ、今日から製品版で再スタートを切る友人のサポートのためにアトリはもうしばらく隠れ里にいますので、また機会があれば知り合い以外の初心者のサポートをしていこうと思います。
こんな事ならアトリではなくシラバスとかガスパーにしておけば良かったかなと思いますが(笑)。

シラバスとガスパー
.hack//G.U.で主人公のハセヲがギルドマスターを務めるするカナードと言うギルドのメンバー。初心者をサポートする事がカナードというギルドの大きな活動です。
ハセヲは後からギルドマスターに担ぎ上げられただけなので、ハセヲ本人は初心者のサポートを積極的にしていたわけではない。