GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-

ガンスリのアニメ化は二度目ですが、これは二期という感じではないですね。
スタッフやキャストが完全に変わっただけでなく、一期をほとんど意識しないで作られている印象です。
アニメから入ったファンは違和感を憶えるでしょうが、原作ファンの俺から見ればキャストやキャラデザ、全体的な雰囲気が原作に近くて一期よりも好印象です。
一期はクオリティこそ高かったものの、全体の雰囲気が暗すぎ、キャストも全般的にイマイチで、原作とは随分違った印象になってましたからね。
二期は銃撃戦を始めとしたアクションシーンに描写に若干の難点はあるものの、残酷描写への規制が厳しくなった昨今では仕方がない部分もあると思うので、単純にそこだけを取り上げて一期と比べられる問題では無さそうです。

俺は、クオリティが良くて原作と雰囲気が違うくらいなら、多少クオリティが落ちても原作の雰囲気に近い方が良いです。

ただ、そんな俺でも驚いたのはヒルシャーさんとマルコーさんの声。
ジョゼさんやジャンさんの声や外見が若々しくなるのは想像していた通りでしたが、ヒルシャーさんの若さにはびっくりだ(笑)。
まあ、最近では原作でも随分若返っていたので、それを考えると妥当なキャストではあるんですが、個人的には江原正士さんのイメージが強く焼き付いていましたからね。
まあ、義体と担当官はフラテッロ(兄弟)と称される関係性であることや、原作のヒルシャーさんの変化を考えると、二期くらい若々しいイメージの方がしっくり来ますね。
一期のヒルシャーさんとトリエラだと親子っぽいですから(笑)。
で、マルコーさん。矢尾一樹さんの演じるマルコーさんを初めて聞いた瞬間は「誰!?」と思いましたが、聞いている内にあっさり馴染みました。
それどころか、原作にあったマルコーさんの台詞を矢尾さんの声に置き換えてみると、これが思いの外はまるんですよね。
俺はマルコーさんとアンジェリカの話は好きだったけど、マルコーさん自身はイマイチ好きになれなかったんですよ。
ところが、矢尾さんが演じている雰囲気でマルコーさんという人物を見てみると、不思議なことにかなり俺が好き感じになりました。

二期のキャストとキャラデザで一期の話が見たいですねー。
さっき改めて一期を少し見てみましたが、二期を見た後では原作とのギャップが強くなりすぎてイマイチでしたよ。