アルシャードガイア上級ルール

アルシャードガイアの基本ルールが発売されてから二ヶ月。はやくも上級ルールブックが発売になりました。
発売から一週間経ちますが、まだちゃんと読み込めていません。
追加クラスはどれもなかなか特徴がありますし、既存クラスの追加特技も結構使える物が多いので、プレイヤーには嬉しいデータが揃っています。
世界観にまつわる各種データ、追加エネミー、ボスキャラクターデータのテンプレートなど、GMにとっても嬉しいデータが揃っています。
2800円と、追加ルールとしては少々高いですが、内容が充実してるので妥当な値段。

さて、上級ルールのデータで個人的に気になった物は、レジェンドの追加データですね。
F.E.A.R.のルールといえば、あからさまに元ネタのあるデータが結構見受けられますが、レジェンドの追加データでもそれを確認。
基本ルールにあった特技で、レジェンドを象徴する物言えば「剣王の城」です。
異次元にある城から武器を呼び出す特技なんですが、MPのコストの割りには性能はそこそこだし、呼び出せるのは一振りの武器だけなのでシーフのダブルウェポンを使っても二刀流は不可(サンプルキャラでは一本は剣王の城で呼び出し、もう一本はマジックアイテムのダガーを持って二刀流にするという微妙なデータ)。
しかし、今回の追加データで呼び出した武器だけで二刀流が出来る様になりました。
一つは「剣王の城」を二回使って二つの武器を呼び出せる「剣王の寵児」。ただ、これだと武器を構えるだけで毎ラウンド8点のMPを使うので余り現実的ではない。
もう一つは。「剣王の城」を一度使うだけで二本で一組の剣を同時に呼び出せる「比翼連理」という武器の追加。
比翼連理とは夫婦の結びつきの深さを喩える言葉です。
そして、この「比翼連理」は投擲武器としても使用可能。
二つ一組の夫婦の剣……投げる……
さらに、レジェンドの追加技能で結界が張れる様になりました。使用者のあらゆる判定のクリティカル値が10まで下がるという便利な物。特殊効果のつく結界は珍しいのですが、重要なのは結界の解説。
「みずからの内的イメージによって構築された結界を張る」
さらに、強力な攻撃を繰り出す特技として「剣ノ原」が追加。
視界内にいる対象一人に対して、剣王の城にある様々な武器を降り注いで攻撃するという特技。
ここまで揃えられたら、アーチャーを作るしかないでしょう(笑)。
問題は、二刀流をメインに考えてスカウトとレジェンドの組み合わせにすると体力が低くて弓が持てない……
まあ、どのゲームでも弓と二刀流は両立しにくい上に利点が少ない組み合わせではあるんですけどね(色々なTRPGのルールでアーチャーっぽいキャラを作ろうという試みをしています。その中でもアルシャードガイアは一番自然に作れます。あからさまにアーチャー用のデータがありますから)。
剣王の城のイメージだとどちらかというとギルの方なので、ルーンナイトのルーンメタルなどで金ピカ鎧を装備するのも手ですが、火力不足なんでいまいちギルっぽくない。
それを言ったら、データ上の強さからするとアーチャーって言うより衛宮士郎って気もしますけどね。
レジェンドの加護であるガイアは奇跡を起すという効果なので、アーチャーよりも士郎に似合うし。