Fate/Zero Vol.3

じっくりと読む時間が取れていなかったので、今日やっと読み終える事が出来ました。
Fate/Zeroはやっぱり面白いですねー。
色々な面白さが詰まってはいますが、一番大きいのはいかにもFateらしい部分とFateにあるまじき部分の落差でしょうね。
いかにもFateっぽい展開で話を盛り上げたかと思うと、次の瞬間には全てをぶち壊すような結末が待っています。
ただ、それでFateが台無しになるかというとそうではなく、むしろ本編よりもシビアでリアルな聖杯戦争が展開しているので納得できる事が多いです。
Zeroを読んだ後だと本編の聖杯戦争はかなり甘いという印象を受けますね。
衛宮士郎はあんな無知無茶無策無警戒でよく聖杯戦争を勝ち残れたなと……。衛宮切嗣の視点で見れば衛宮士郎なんていつでも殺せるカモって感じですよ(笑)。

Fate/Zeroを読み始めたばかりの頃は「前回の聖杯戦争の内容がわかればいいや」って程度の期待しかしていなかったのですが、まさかここまで面白い話になるとは思っていませんでした。
そして、奈須さん本人が書いたのではこの面白さは出なかったんじゃないかと思います。
もちろん、奈須さんが書く「奈須きのこ節全開のZero」ってのもそれはそれで読んでみたいなと思いますが(笑)。

アルシャードガイアRPGサプリメント「グレートディメンション」

アルシャードガイアの追加ルールを買いましたが、これは未使用のまま終わりそうですね。
単純な追加データと言うよりは異世界(別のルール)と繋ぐためにサプリメントなので、純粋にアルシャードガイアの世界観で遊ぶ上では必要ないです。
それに、これを導入してしまうと一度のセッションを行うのに何冊のルールを参照しなければならなくなるのか……。
誰かがGMをやってくれて高レベル帯のセッションを行うと言うなら天羅を絡めたキャラを作ってみたいなーと思いますが、自分がGMをやるなら絶対に嫌です。比較的特殊な処理もなく導入出来るアルシャードffすらも認めねー!(笑)
ルールを何冊も使うのはセブン=フォートレスV3とナイトウィザードの時で懲りましたよ。
アルシャードガイア天羅WARは後から無理矢理ルールを繋げた訳ではなく、最初からスタンダードRPGシステムという共通のシステムで作られているので、混ぜたからと言って大きくバランスが崩壊するって事はないと思いますけどね。

それにしても、アルシャードガイアアルシャードffは設定上で繋がっているから良いとして、いくら同じSRSだからって言っても天羅WAR風の聖痕のデータをコンバートしてしまって良いんでしょうかねー?
個人的にやる分には良いけど、ルールで明記しちゃうと公式的に認めるという事になります。
井上純弌さんって無節操に世界を繋げるのを嫌ってませんでしたっけ?
まあ、アルシャードffのリプレイ「スルトの剣」で菊池たけしさんの手によってアルシャードナイトウィザードが無節操に繋げられちゃっている訳ですが(笑)